2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧
俳諧連歌師山崎宗鑑の辞世…深刻ぶらない諧謔味に親しみが持てましょう。 男として生れたからには名を残さずにはいられない 渡来万葉歌人憶良の意地。
6月22日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)繍線菊やまだ下野の人に会わず 雅舟 6月22日 【花】 シモツケ(バラ科) 【花言葉】 いつかわかる真価 【短歌】老夫婦しずかに住める垣にそいシモツケの花ことしも咲けり 鳥海昭…
(中略) 吉田松陰の辞世(五言絶句) 感賞(父)・鑑照(松蔭)の違いはある。 [父は昭和17年満洲で五歳の私宛に執筆]
長野県のT様、森川義信詩集(昭和25年刊私家版)後ほどはっきりしたコピーで郵送いたしますが、一応ここでも見苦しいながら全頁アップしておきます。 Tさん、この部分をご覧になったら、コメントしてください。 義信の兄 之芳(徳島大学工学部教授)が編集発行し…
「文芸紙碑」とは、私の造語で、一般には通用しない。一般には石碑・詩碑が通用するが、紙製で持ち運びが自由にできる、文芸的詩句を、四面にまとめ書きしたものである。これは四角柱にもできるし、四曲屏風にもできる。各人の創意工夫によってどのようにも…
男「なんでそんなに大きく眼を見せないといけないんだ」 女「ま、ひどい。女の人は誰だってぱっちりした眼でありたいわよ」 男「それはそう。分からんではないけど、そんなに見せてどうなるっていうんだ。美しく見せようたって、付け睫毛だってよけいなもの…
「もっと想像力を豊かにね」とその時彼女に言われた。 「ありのまま事実や体験を書いたってどれほどの意味がある?」 ということの裏返しだと思い、彼は自分の作品を評価してくれなかったと悟った。 あれはいつの日だったか、そんなことは何十年も何百年も前…
けり【鳬】 国巡るhttp://sendan.kaisya.co.jp/image/atori.JPG子鳥(あとり)鴨(かま)気利(けり)行き廻り帰り来までに斎ひて待たね 刑部虫麻呂 『万葉集』(巻20ー4339) たかべ【沈鳧・鸍・沈鳬】コガモの古名 人漕がずあらくも著し潜きする鴛鴦…
6月21日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)鉄砲と百合結びつけ今日純愛 雅舟 6月21日 【花】 テッポウユリ(ユリ科) 【花言葉】 純愛 淑女 【短歌】テッポウユリの束をかついで大股の男がひとりぐいぐいと行く 鳥海昭子 …
為朝の妻白縫が夫の敵討ちをする陰惨な場面である。敵の武藤太を赤裸にして柱にくくりつけ、十本の指を懐剣で一つ一つ切り落とされる。次に五寸余りの竹釘をわざと急所をはずして数十本体に打ち込まれる。鮮血淋漓、武藤太息も絶え絶えになる。そこで白縫は…
源家の御曹司鎮西為朝は稀代の弓の名手であった。保元の乱が勃発、為朝は上洛して、父と共に崇徳院側について戦うも敗北。その後のことは推して知るべし。 馬琴代表作『椿説弓張月』の深奥に迫る力作。雄大、奇想天外な作品構成の中に潜む霊魂という隠微さ…
イラン紛争で両親と12人の兄弟を亡くしても、挫けず、 難民として日本に来て、たくましく、雄々しく生きているサヘル・ローズさん。 「ようこそ先輩」母校は港区立御田小学校。著書に『戦場から女優へ』がある。 イラン・イラク戦争で一人だけ生き残ったイ…
詩は志の之く所なり。心に在りては志と為り、言に発しては詩と為る。(『詩経』大序) (詩は人心の発露したものである,人の心に在るのが志で、これが言葉に發露して詩となる) (目加田誠訳)
優しい心のあなたへ贈る歌 せめて今日 優しい心 示したい あなたを信じる うそっぽいけど 雅舟
6月20日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 父母の情の濃淡花菖蒲 雅舟 6月20日 【花】 ハナショウブ(アヤメ科) 【花言葉】 優しい心 あなたを信じる 【短歌】あざやかに今日を生きよとハナショウブ霧の中から現れにけ…
「観音寺支部だより 第22号」 平成25年8月8日発行予定 先輩シリーズ② 大平正芳 観一校庭の胸像(聖書を抱えている) 三中第二十四回(昭和三年) 卒業。香川県出身唯一人の総 理大臣。衆参同日選挙の過労 で昭和五十五年六月十二日急 逝、享年七十歳。我々同窓…
米軍に組み入れられた二世の兄沖縄を攻め弟と戦う
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/dazai/dazaitomitaka/img/outouki2.jpghttp://www.city.mitaka.tokyo.jp/dazai/dazaitomitaka/img/outouki1.jpg 桜桃忌の今朝、深夜便での林聖子さんのインタビューを一部紹介します。 昭和二十三年六月十五日に行方不明に…
6月19日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)野薊の似合う岸辺に居るあなた 雅舟 6月19日 【花】 ノアザミ(キク科) 【花言葉】 私をもっと知ってください 【短歌】 ノアザミは残して畦の草刈りしひとところあり稲田ひろが…
「永遠の今」に生きている大平正芳先輩の遺墨 (母校香川県立観音寺第一高等学校)
吾を待つは小待宵草のみにして 雅舟
蜻蛉の泰然自若に辟易す 雅舟
玉葱の種を採るために栽培されている。 ネギのネギ坊主は先端の方はとんがり頭をしたような形になるが、玉ネギはボンボリのように真ん丸い。更に大きな違いは、ネギ坊主には100個以上もの蕾が集まって形成されるが、玉ネギの個体は花が咲く時期に6枚の花弁…
6月18日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます 拙句)恋ほのか誰ゆえに咲く月見草 雅舟 6月18日 【花】 オオマツヨイグサ(アカバナ科) 【花言葉】 ほのかな恋 【短歌】日の暮れてひとりあなたを想いおり大待宵草ほわっとひらく 鳥海…
奈良新聞社刊「千年たったら、古典になる」をキャッチフレーズに『万葉集」』にならった『平成万葉・千人一首』 心の響きをこの一冊に凝縮して、これからの先年先へ伝えたいという念願から企画された。 「平城遷都1300年」記念事業の一つとして、2010年県立…
宮野惠基著『歌人が巡る 四国の歌枕』 名所歌枕を一般に「歌枕」と呼ぶようになる。先人の名歌に触れ、まだ見ぬ地への憬れを掻きたてられる。本書は中央から離れた四国の歌枕を53ヵ所あえて選び、解説を施したもので、四国の文学に関心のある者には貴重な資…
ゴマンとある「おくのほそ道紀行」 その一つにすぎないが、ミステリー小説の巨匠が「おくのほそ道」の謎に挑む。 江戸・深川(永遠への憧憬)、白河~日光(人の時間の外にある世界) 立石寺(気品ある山気)、敦賀~大垣(求道一途・終りなき途上) 芭蕉の句にちな…
力強い本書の題名にまず心惹かれる。「貧乏をうたった、ただひとりの万葉歌人」山上憶良。今で言う「在日」という生い立ちにあって「貧窮問答の歌」など社会性のある歌を多く詠んだ作品には、現代に通じる悲しみがこめられている。万葉学者中西進氏がその心…
名づけの名人中西進氏の『亀が鳴く国 日本の風土と詩歌』という心のこもった書。 氏は名だたる万葉学者。多くその歌を引きながら、古来の日本人美意識をたどる。それは暮らしの中でどのように育まれたのか、風土が生み成した短歌・俳句を手がかりに、文化の…