2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

菫色の涙

「すみれ色の涙」とはどんな涙? そしてひとつぶ すみれ色の涙 菫はわが国で古くから親しまれていた花である。『万葉集』では菫摘みを詠った歌が収められている。春の野に すみれ摘みにと 来こしわれそ 野をなつかしみ 【一夜寝にける】 (山部赤人) とは? …

秋川の雨鳥

秋川の雨鳥 今宵何処に寝る 雅舟 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや 「燕雀」はツバメやスズメなどの小さな鳥のことで、転じて小人物をさす。 「鴻鵠」は大鳥や白鳥など大きな鳥のことで、転じて大人物をさす。 「安(いずく)んぞ」は、反語を表すのに用いられる…

9月30日誕生日の花と花言葉・歌句

9月30日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます。 (拙句)五指開けば風になるとふ沢桔梗 雅舟 9月30日 【花】 サワギキョウ(キキョウ科) 【花言葉】 高貴 【短歌】不注意の沼というありサワギキョウ誰にも知られず咲きいたりけり 鳥…

彼岸過ぎても、彼岸花

突き抜けて天上の紺 曼珠沙華 山口誓子

銀木犀と空蝉

秋晴れの寺苑に命といふものを 雅舟 空蝉のこの世の果ての銀木犀 雅舟

9月29日誕生日の花と花言葉・歌句

9月29日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)月下美人もう一度だけ会いたいな 雅舟 9月29日 【花】 ゲッカビジン(サボテン科) 【花言葉】 ただ一度だけ会いたくて 【短歌】いまか咲く今か動くと待つ声に月下美人は囲まれて…

花子はコスモス

花子は コスモス。 コスモスは 花子。 花子はコスモス 知的教養のある優しさ 理想の妻

オリーブの実に寄せて

オリーブの実に寄せて 2014年9月28日 半世紀前 オリーブの島で はからずも 教師だった 小豆島に 新任教師だった日よ 茫々半世紀が飛び去った 頼りない 授業しかできなかった 若き日のことを 悔いている 戦没者遺児も 何人かいたのに 大事にしてやれなかった …

9月28日誕生日の花と花言葉・歌句

9月28日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)彼岸花まだ絵に描くに暇あり 雅舟 9月28日 【花】 トレニア(ゴマノハグサ科) 【花言葉】 愛敬 【短歌】庭隅のこぼれ種なりトレニアの花みておれば人に逢いたし 鳥海昭子 スミレ…

銭型砂絵「寛永通宝」

秋暑し 砂絵の果ての伊吹島 雅舟

これが我が郷土の三架橋

ごらんのように三つのアーチがあるので、【三架橋で】いいのですが、 琴弾八幡宮への【参賀の橋】で、もともと三つのアーチはなかったのです。 三架橋(さんかばし)は、香川県観音寺市にある鉄骨コンクリート製の橋である。財田川 の下流にかかっており、海…

今日のお遍路さん

秋遍路 彼岸過ぎても 暑し暑しと 香川県第68番神恵院・第68観音寺にて 車の県外ナンバーでは遠く「那須」がありましたね。

9月27日誕生日の花と花言葉・歌句

9月27日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)萩の家ここには女居りません 雅舟 9月27日 【花】 ハギ(マメ科) 【花言葉】 思い 清楚 【短歌】咲き初めしハギ叢を縫うしじみ蝶ひとつふたつのもの想いあり 鳥海昭子 秋の七草…

ははそはの曼珠沙華

母の忌の曼珠沙華咲く野に棲みて四十七年の遥かなるかな

ダイサギ

鰯捕る一船団や伊吹島 悠然と大鷺瀬戸の浜の秋

平凡・非凡の花たち

秋明菊 ハンカチの木 日日草 カンナ

戦後最高の名詩「勾配」

香川県出身 戦没詩人 森川義信を偲ぶ 彼岸花に寄せて

9月26日誕生日の花と花言葉・歌句

9月26日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)静穏に たくましく生き 弁慶草 雅舟 9月26日 【花】 ベンケイソウ(ベンケイソウ科) 【花言葉】 静穏 信じて従う 【短歌】 穏やかに静かにものを想う日のベンケイソウは陽の陰に…

琴弾八幡宮の琴姫

【琴弾八幡宮縁起】 大宝3年(703年)3月、琴弾山で修行していた日証上人が八幡大菩薩の乗っ た船が近くに漂着したのを見つけ、里人とともに船を山頂に運び祀ったのに始まると える。その時、船の中から琴の音がしていたことから「琴弾」の社名がある。琴を…

父母のこと

父のこと、母のこと 父は四十四歳で戦病死した。昭和二十一年三月十二日、満洲奉天(現在、瀋陽)で引揚げを待っている間に発疹チフスに罹って客死した。遺骨は六月に帰り、八月には小学校で村葬をしてくれた。私は小学校の三年生。祭壇へ焼香に上ったのは、…

萩の咲く一夜庵

訪れる最適 萩咲く 一夜庵 雅舟

;霊花・曼珠沙華

中国でサンチョ(相思華)と呼ばるる曼珠沙華 突然に運命の人と花に逢ふ この世のものとは更に思はず 雅舟 昨日逢ひしあなたが霊花と言ひし時言霊だとも人に貶さる 〃

9月25日誕生日の花と花言葉・歌句

9月25日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 男郎花 野性の味と臭ひあり 雅舟 9月25日 【花】 オトコエシ(オミナエシ科) 【花言葉】野性味 【短歌】山の家の人訪ねゆく車窓よりオトコエシ雪のように咲く見ゆ 鳥海昭子 黄…

益軒『養生訓』に従えず。

誰しも願う【長寿】…かの有名な貝原益軒『養生訓』には、次のように述べられている。 【寿命は養生で延びる】 人の身は百年を以て期とす。上寿は百歳、中寿は八十、下寿は六十なり。六十以上は長生なり。世上の人を見るに、下寿をたもつ人少なく、五十以下短…

野の花との出会い

知る花も 知らざる花も 秋彼岸 雅舟

秋蝶

讃岐野に棲む吾も蝶も同じ命 まだ命ありて秋野の蝶と我 雅舟

女郎花

女郎花 野の一部分染め上げし 稲畑汀子

青い秋花

はかなさのきはみのあきのあをきはな 桔梗 朝顔 露草 すべてなじみの花

盛り過ぎゆく彼岸花

霜降りの色となりゆく彼岸花 雅舟 白色に脱色されて彼岸花

9月24日誕生日の花と花言葉・歌句

9月24日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)大柄の白山菊や大丈夫 雅舟 9月24日 【花】 シラヤマギク(キク科) 【花言葉】丈夫 【短歌】 池の面に映りてシラヤマギク咲けり古里の秋しんと来ていた 鳥海昭子 足早に来るふる…