2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

西行が讃岐に着いた時の歌

三野津といふ津に着きて (香川県三豊市) 敷き渡す月の氷をうたがひてひゞのてまはる味鴨のむら鳥 西行 (『山家集』羇旅歌1404番)

12月31日誕生日の花・花言葉・歌句

12月31日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)幻想のあなたは若く美しく 雅舟 12月31日 【花】アオキ(ミズキ科) 【花言葉】若く美しく 【短歌】小雪舞う庭のアオキの赤い実の瑞々として大晦日なり 鳥海昭子 年越しの準備…

冬の使者「ユリカモメ(都鳥)」讃歌

冬の使者「ユリカモメ」 今年もわが故里の河口に渡来す。 今年も冬の使者「ユリカモメ」こと都鳥が香川讃岐観音寺の財田川河口にもどってきました。 「お帰りなさい」と言っても、ただガアーガアーと言って騒ぐのみ。 人懐っこく餌をやると、すぐ近くまでや…

小品「芭蕉讃岐行」

(一)懸命さはあるか 余は芭蕉だ。この自惚れがない限り、今芭蕉の旅は始まらない。何のことはない。俺が元禄の讃岐を歩けば、『芭蕉讃岐行』は自ずから生まれ出るのである。天下泰平の平成の世と元禄の世が重なるか否かは知ったことではない。ひたすら300余…

12月30日誕生日の花・花言葉・歌句

12月30日の誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)からんころん紅弁慶がやってくる 雅舟 12月30日 【花】ベニベンケイ(カランコエ)(ベンケイソウ科) 【花言葉】幸福を告げる 【短歌】 花と葉と抱きつ抱かれるおもむきのカ…

馬場=神事場へ通じる道に【松】が少なくなった。

↑昔はこのように松並木であったのに ↓今はほとんどの松が枯れてしまった。

黒鉄黐 (くろがねもち)

黒鉄黐 (くろがねもち)のことを 我が里・西讃では「冬」に実が「成り」ますので「フユナリ」と言い慣わしています。 フユナリに足を留める師走かな 雅舟 冬成りを黒鉄黐とは言ひ難し 〃

12月29日誕生日の花と花言葉・歌句

12月29日 本日誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)カトレアの優雅そのままあなたです 雅舟 12月29日 【花】カトレア(ラン科) 【花言葉】優雅な人 【短歌】羽衣を纏う天女のおもかげにカトレアの花守られて咲く 鳥海昭子 …

来れてよかった→来られてよかった

いわゆる「ら抜きことば」を、NHKは「ら」を入れて文字化する。これは余計なことだ。 発音したとおりスーパー文字としてほしい。 先ほど7時のニュースで、街頭録音していて「雪の中来れてよかった」と言っているのに、おせっかいなNHKは「来られてよかった…

戦死した父叔父三人の暮墓参

沖縄で戦死した叔父の墓標 南洋洋上で戦死した叔父の墓標 満洲で戦病死した父の墓標 戦後68年、年間4回の墓参を欠かせたことはありません(当たり前のことですが) ~私は靖国神社に一回しかお参りしたことがありません~ ついでに、私は同じ墓域の大平総理の…

芭蕉讃岐行

幻想『芭蕉讃岐行』 来たはずのない芭蕉翁の幻視行 時 元禄五年暮~六年初め 五十歳頃 所 讃岐の国 高松(古戦場屋島)→坂出(崇徳院白峯陵)→丸亀(城)→善通寺 (空海・西行庵)→琴平(金毘羅参詣)→観音寺(宗鑑一夜庵)→大野原(近江 出身平田家・俳諧) 同行者 ? 序…

12月28日誕生日の花と花言葉・歌句

12月28日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 人去りて蝋梅の香に立ち尽くす 雅舟 12月28日 【花】ロウバイ(ロウバイ科) 【花言葉】慈愛心 思いやり 【短歌】ロウバイの甘く香れる玄関に御用納めの夕べ靴ぬぐ 鳥海昭子 ロ…

曽祖父の俳号「支樗」は「支考」にあやかったか。

芭蕉句碑「花の陰」 天下に有名な金比羅さん。表参道の石段を登るのはきつい。時間があれば、ゆっくり裏参道を散策するのも一興であろう。傍らに句碑がたくさん建てられていて、古雅な情緒が味わえる。その一つに芭蕉の句碑がある。 全国芭蕉句碑一覧では「…

芭蕉来讃を企図?

芭蕉は四国に旅していないが、その「夢は枯野をかけめぐっていた」と推測する。 ①白峯の崇徳上皇御陵参拝…西行行脚の追体験 ②空海の出生地善通寺参詣…山里、西行庵の確認 ③源平合戦の史跡屋島訪問…特に義経の身代わり佐藤継信の墓参 ④俳跡一夜庵訪問…宗鑑の…

ふるさとカルタ手作り

入手希望者は、柞田公民館まで申し出てください。

旧一夜庵剣持亭句碑

一夜庵看板は新しく横書き(英訳付き)になった。これは行き所のなくなった旧看板。 我が家のログハウスが旧一夜庵となる。

芭蕉の身代り支考、来讃

松涼し鶴のこころにも一夜庵 支考 (興昌寺に直筆短冊保存) 各務支考の来讃の主目的は、宗鑑終焉の地「一夜庵」を訪れることであった。 先師芭蕉の果たせなかった夢でもあった。讃岐紀行。宝永二年夏、讃岐丸亀に渡り、琴平・仁尾・観音寺・大野原と西讃各地…

12月27日誕生日の花・花言葉・歌句

12月27日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 難転を含む南天めでたけれ 雅舟 12月27日 【花】ナンテン(メギ科) 【花言葉】福をなす よき家庭 【短歌】化粧塩きりりと鯛はナンテンの葉にのせられて万事よろしき 鳥海昭子…

芭蕉よ、御前はどんな顔をしてたんだ?

芭蕉翁は51歳で逝ったね。今芭蕉俺は76歳だから、親子ほどの隔たりがあるね。 それにしても、どなたも年寄りに描きすぎるのじゃないかな? せめてこのくらいの若年寄に描かなくっちゃ。

日記帳は一行一字も余さない。

『日記帳』こだわり 日記帳は一字一句も余さない。これが日記帳に対する礼儀だ。 この礼儀は最近40年間続けている。 その証拠に例えば『10年間日記帳』12月25日26日の日記を 撮っておきたい。中身が問題ではない。何でもいい書きつけ ることが大事だ。 誰も…

満洲から届いた父の遺言状

昭和17年、満蒙開拓青少年義勇軍香川県送出野口中隊長が 内地に住む私(当時4歳)宛てに書かれた遺言状(3メートルの巻紙) 冒頭と末尾は下記のようになっている。 俳聖芭蕉臨終の時 弟子より辞世の句と望まれ 「吾生前の句 皆辞世の句ならざるはなし」と 自分も…

自分の墓誌「はせを紙碑」

はせをは言う。「世の〇かな者よ、墓石に詣でるではない。さりとて、魂は風になって空中に散布されているのでもない。暮の墓参は止めて、自分の作った墓紙を拝むのだ。拝まなくていい。自分で創ればいい。今見本を示そう。我【はせを墓紙碑』は以下のような…

学者ではなく、芸者になれ。

「文学者」ということばはあるが、「文芸者」ということばはない。 ところが、「文」を接頭語「(文)学者」「(文)芸者」のようにみなす言葉遊びをしてみると、「学者」も「芸者」もある。世情(封建的固定観念)では身分の高低を感じるかもしれない。然り而し…

義経の忠臣「佐藤継信」

芭蕉は「奥の細道」の途次、福島で佐藤庄司(継信の父)の墓に泪する。讃岐屋島に来ていたならば、必ずや継信の墓に詣で、再び泪を流したにちがいない。 治承4年(1180)奥州にいた義経が挙兵した源頼朝の陣に赴く際、藤原秀衡の命により弟・忠信と共に義経に…

12月26日 誕生日の花・花言葉・歌句

12月26日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)告白の相手なけれど冬ベゴニヤ 雅舟 12月26日 【花】フユベゴニア(シュウカイドウ科) 【花言葉】愛の告白 【短歌】ひめやかな片想いなどありましてフユベゴニアを育てていま…

12月25日誕生日の花と花言葉・歌句

12月25日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)クリスマスローズに追憶浄化され 雅舟 12月25日 【花】クリスマスローズ(キンポウゲ科) 【花言葉】追憶 【短歌】思い出は少しさみしく さはあれど今日の窓辺のクリスマスロー…

万葉に源氏を重ね聖夜かな

郷里西讃で万葉講座と源氏物語講座を十数年続けている。受講生は80人ほど。 日本一(オンリーワン)の熱烈講義。毎回燃え尽きる。(自分で言っているのですか ら確かです)

12月24日誕生日の花・花言葉・歌句

12月24日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)仙人掌や聖夜は美景の直中に 雅舟 12月24日 【花】 シャコバサボテン(サボテン科) 【花言葉】美しい眺め 【短歌】 蕾そろうシャコバサボテンの鉢を置く聖夜にありて想う人あ…

「史跡」看板に疑問

『椿説弓張月』は史実を忠実に再現しているわけではない。そこに固有名詞や地名があったとて、「史跡」と名づけて遺跡・石碑に史実であるかのごとく示すのは、疑問である。史実を忠実に書いた史書でもない読本の内容を地元贔屓・我田引水で「史跡」と決めつ…

日本最古の俳句

かし夜着の袖をや霜に橋姫御 宗鑑 日本最古の俳句 句碑 日本最古の俳跡【一夜庵】 室町末期創建 讃岐國興昌寺境内 俳諧の祖山崎宗鑑終焉の地 香川県観音寺市八幡町 興昌寺境内 茅葺屋根の東屋、茶室庵室、創建室町末期、数回建て直されている。 観音寺市指…