『平成万葉・千人一首』

奈良新聞社刊「千年たったら、古典になる」をキャッチフレーズに『万葉集」』にならった『平成万葉・千人一首』  心の響きをこの一冊に凝縮して、これからの先年先へ伝えたいという念願から企画された。
 「平城遷都1300年」記念事業の一つとして、2010年県立万葉文化館が編集。
 国内はもとより米国やブラジルなど世界13ヵ国の総数35211人から64242作品が寄せられた。応募者の年齢層も4歳から100歳まで。短歌390首、俳句318句、川柳184句、自由詩108編。
   ・母知らぬわれに母無き五十年
           湖に降る雪ふりながら消ゆ   短歌選者     永田和弘
    ・日本語の乱れを煽る文科省      川柳選者     復本一郎
   ・天平の礎石に轉ぶ恋雀        俳句優秀作品    岡 矢笥