曽祖父の俳号「支樗」は「支考」にあやかったか。
芭蕉句碑「花の陰」
天下に有名な金比羅さん。表参道の石段を登るのはきつい。時間があれば、ゆっくり裏参道を散策するのも一興であろう。傍らに句碑がたくさん建てられていて、古雅な情緒が味わえる。その一つに芭蕉の句碑がある。 全国芭蕉句碑一覧では「存疑句」となっている。
花の陰硯にかはる丸瓦 芭蕉
所在地=仲多度郡琴平町琴平山千種台(丸池上) 建立=明治20年(1887)3月 裏面に建立者の名前と俳句が刻まれている。最後に刻まれているのは「支樗」で、句の読みがわかりにくい。
支樗(俳号)=本名、門脇隆三。大野原町萩原出身。明治42年11月29日没。享年69歳。雅舟曽祖父。 江戸時代、大野原を訪れた各務【支考】にあやかって【支樗】という俳号にしたのではないかと推測する。