2013-12-27 芭蕉の身代り支考、来讃 俳聖・芭蕉 #俳句、川柳 松涼し鶴のこころにも一夜庵 支考 (興昌寺に直筆短冊保存) 各務支考の来讃の主目的は、宗鑑終焉の地「一夜庵」を訪れることであった。 先師芭蕉の果たせなかった夢でもあった。讃岐紀行。宝永二年夏、讃岐丸亀に渡り、琴平・仁尾・観音寺・大野原と西讃各地を訪れた。 金毘羅山、神法楽 松葉散る嵐やそつと神の幣 善通寺、西行松 松を見て身を知る葛の若葉哉 仁尾、網之浦 南無あみの浦とやあまの夕涼 仁尾、常徳寺 磯の香をはなれて清し松の蝉 観音寺、有明浜 有明の浜や昼顔咲きながら 観音寺、琴弾八幡 琴の音や弓矢のいとま夕涼み 一夜庵宗鑑旧跡 松かげや鶴の心にも一夜庵 観音寺、神恵院 さびしさはをのれ頼まじ閑子鳥 観音寺、一砂亭 俳諧に寝ころびがたし蓮のうへ 観音寺、月下亭 芍薬や下戸と上戸と花二輪 大野原、春水亭 弓張に放つ影ありほととぎす