随想記

三本松高校を称える理由

甲子園出場のために歪んだ母校愛・郷土愛(偏愛)とも受け止められる日本の風潮に反旗を翻すわけではないが、四国の片田舎の普通科の高校【三本松高校】が勝ち進んでいることにひそかな快哉を覚える者である。 また、校歌の質実【剛健】さ、作詞者の人となり…

花も実もある一日でした。

目的は十二分には達せねど花も実もある一日でした

モンテーニュの塔

【モンテーニュの塔】 彼が隠退に際して書斎の壁に記しつけた有名な ラテン文のいわば「帰去来辞」は、モンテーニュの塔を象牙の塔にしてしまったが、彼は高踏的な遁走者ではない。 「人間は実に狂っ ている。虫けら一匹造れもしないくせに、神々を何ダース…

教え子からの礼状

「青春の日の希望」を胸に有意義な高校生活を送ってくれると信じています。

カメラのない生活

映像に頼らない生活 すぐカメラに収めないと気がすまない悪癖。カメラが故障すると、こたえる。修理にやって直って来るまでに2週間かかる。それが待てないで新品を買った。大事に使えばいいのに、懲りもせず丁寧に扱わず、再びレンズエラーになって写せなく…

厄年出産の迷信

厄年出産の迷信 厄年の出産は難産になりやすく母子共に命の危険があるという迷信。 男の子が生まれれば母親の厄落としになって良いのだが、 女の子だと母親の厄を引き受けて生まれた女の子が不幸な人生になってしまう。 こういう迷信が跋扈していたのは前世…

かもめのジョナサン(その5)

人も鳥も同じ離群癖堅く持つジョナサンといういとしき者よ

平成かもめのジョナサン(その4)

餌を見つければ直滑降で飛びついて生き延びる術知りをるジョナサン 誰一人助けてくれるものありませぬ 身を挺しても餌を争ふ

平成かもめのジョナサン(その3)

嘴と足の赤きで我らは結束し 青さの中に鮮やかに生きる

平成かもめのジョナサン(その2)

孤立して生きるは難し 群れなして身を守る習性身に付れてをり 群れて棲むことの安らぎ さはあれど 餌をあさるという闘いがある

平成かもめのジョナサン(その1)

シベリアより渡り来たりぬ 平成のかもめのジョナサン デビューです 師走 平成のかもめのジョナサンはわたしです

ひげの賛否

日本では、昔はオフィスワーカーがヒゲを生やすのは非常識という風潮がありましたが、 今ではキレイにヒゲを整えた ... 外国人は生やしていても魅力的だと思いますが、日本人は似合う人と似合わない人がいるので汚らしいという印象を持ちます ...

人生…釈迦「苦」、ゲーテ「良いものだ」

① 「よしどうあろうと、人生はよいものだ」 名言名句の辞典(著・編集:あすとろ出版)』(出版社:あすとろ出版)掲載 『 ファウスト』 ゲーテの人生の全告白であるとも言われ、 没後刊行された第二部では彼の円熟した英知と人生観が伺える。 ② 「人生は苦」 「…

本を出すからには

自費出版で本を出すからには、それが独り歩きして好評・不評に関わらず、自分に返ってくることことを覚悟しなければなるまい。好評ならば問題なかろうが、不評の場合はその灰をかぶらなければならい。人権侵害と言う大問題になるようなことは絶対避けなけれ…

まともに当らないように?

台風接近に寄せて 台風が九州・四国に近づいている。 報道では「まとも当らないように」と言う住民の願いが報じられている。 上陸しないで海上の方を通ってほしいと言っているのかもしれない。 ただ、自分の所ではなく、他所に逸れることも含んでいる気がす…

8月28日

過去42年間、日記を書いて来た。その日の日記帳1行も1字も余さず埋めて来た。 昭和四十九年八月二十八日 曇 三十七歳誕生日である。千絵がだいぶ前からプレゼントを用意してくれていて、夕食が住んで贈呈された。絵本は特に念入りに作っていて感心した。子…

死ぬこと以外はかすり傷

《死ぬこと以外はかすり傷》 生きている間には、すったもんだの出来事があって、死ぬほどの苦しみや悩み事がある。身も世もあられぬほどの悩みがある。しかし、どんなに嘆き悲しんでも、取り返しのつかない「人の死」でない限り、かすり傷同然である。なんと…

文学に実験という言葉なし

【出典】 三省堂 『大辞林第三版』には次のようにある。 〈実験小説〉 ① フランスの小説家ゾラの唱えた自然主義小説の方法論。自然科学上の実験と観察の方法を文学に適用して,一定の遺伝条件と環境の中に置かれた人間の運命を正確に記録しようとするもの。 …

一行人生

人 生 い ろ い ろ ●盗作・盗品・盗人みな頂けないが盗塁はほめられ王にもなる。最多盗塁王福本豊 ●勝ちゲームの抑えて当り前のセーブ王藤川投手。先発に回った洋行帰りの失速 ●エラーで逆転負け、三振王等不名誉な負の王者やいかに。ダメ虎の駆逐可能か ●自…

ささやかな人生訓

ささやか 我が人生訓 〇ほめない くささない (悪口は言わないのは当然。ほめても気嫌の悪い人がいる) 〇はしゃがない ふさぎこまない (とはいえクールではそっけない。巧まぬ自然体で) 〇長過ぎない 短すぎない (挨拶・説明等相手がある場合は、特に心配りが…

人は死んで、この世に何が遺せるか?

虎は死んで皮を残し、人は死んで何を遺すか。 ① 財産(土地・家屋等の物質的なもの、貯蓄など金銭的なもの) ② 栄誉(地位・名誉・風評等の抽象的なもの) ③ DNA(子孫等、血のつながり、血縁関係のもの) ④ 研究・著作物・芸術品等(文化的なもの、文化遺産) ⑤ ゴ…

ただ文学には捉われて

自分史としての文学営為 俳句も短歌も好きである。小説も随筆も好きである。古典も現代文も好きである。 およそ、文学と名の付くものは皆好きである。選り好みしない。国語学国文学を専攻したので、外国語外国文学は敬遠している。その方に関係する知人友人…

三人の子に先立たれた親

長男と次男が戦死した。軍人墓地に連名で刻まれている墓碑はたいてい兄弟で、親は二人の男の子に先立たれている。K家では長男が戦死したが、嫁をもらっており、復員した三男と再婚した。戦後よくあった話しである。それはそれでうまく収まっている居る場合…

もっと激しく、もっと深く

抗日遺恨を越えて

戦後70年、日中関係心の交流を 抗日戦争勝利記念と軍事力をアピールする国に対していささかの疑念を持たざるをえない。 わが国は戦後七十年、過去の侵略行為の痛切な反省と恒久平和の誓いを新たにしても、まだなお許さないというのか。その過ちを子孫が肩代…

初秋の干拓地に想う

大方は自然の中に抱かれて 人に阿るなき暮しする 雅舟

自然随順

決められた食事時間に案内され、少し遅れても急き立てられる。 そんなことに逆らうと、贅沢いうなと罵られる。 自由な時間を楽しんでいたい本能が、人には具わっている。 そんなことを知らないのであろうか、あの人たち。 西行、芭蕉に憧れ、若き日より放浪…

今日生きた証に記す詩歌

青空に白雲あればすべて世に禍などは消えさりてゆく

深田久弥の絶賛した槍に田中と登る

槍ヶ岳 飛騨山脈(北アルプス)南部にある標高3,180mの山。山域は中部山岳国立公園に指定されていて日本で5番目に高い山。長野県松本市 ・大町市の境界にある。 名のとおり切り立った山槍ヶ岳 それゆえ心研ぎ澄まさるる 雅舟

飛行機雲・剣の百合(グラジオラス)

この飛行機雲は高松空港発、西方の韓国・北京・福岡方面へ向かって延びてお りました。そして、この高い塔は忠霊塔なので、戦時中のB29の飛行機雲を思い出しました。 明日は7月10日 七月も十日過ぎたる雨の音 宇多喜代子 そろそろ梅雨も終わりを期待するの…