2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

岬を越えて(ラジオドラマ)

母 信子の「遺稿」 剣持雅澄 母信子は昭和四十二年九月二十六日三豊病院で病死した。生年月日は明治三十七年三月三十一日(繰り上げ)なので享年は六十三歳六ヵ月(満年齢)。 見果てぬ夢は香川菊池寛賞受賞であって、これはその悲願を昭和五十六年第十六回「俳…

野に咲く花

野の花は今日九重に匂ひ出で我が故里に命果てなん 雅舟

戦前の学校習字(書道)

裁縫専科教員養成所(大正時代)の教養としての習字 「父母のことのみおもふ秋の暮」 蕪村の代表作の一つ。 60才になった時の詩の中に次のような一節がある。 「むかしむかししきりにおもふ慈母の恩 慈母の懐抱別に春あり」

大正時代の小学生の日記帳

大久保ノブコ (香川県三豊郡豊浜小学校六年) 大正五年夏休み日記

三女内専科(裁縫)教員養成所

三豊女学校の中に三豊実科高等女学校が併設されていた。 裁縫教員養成所(1年間、小学校専科教員養成)であった。 校長は三女校長石井朝太郎先生が兼任されていた。

大久保ノブコプロフィール

10月27日誕生日の花と花言葉・歌句

10月27日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 人麻呂の沙弥島に咲く嫁菜かな 雅舟 10月27日 【花】 ヨメナ(キク科) 【花言葉】 隠れた美しさ 【短歌】 朝冷えは来ていたるなり初花のヨメナのひとつなつかしく咲く 鳥海昭…

大平総理の墓碑銘

大平総理の墓所は、東京多磨霊園と郷里豊浜にある。 ここでは豊浜(香川県観音寺市豊浜町墓地公園)の墓碑銘を紹介しておく。 正面 大平正芳之墓 左面 君は永遠の今に生き 現職総理として死す 理想を求めて倦まず 斃れて後已ざりき 伊藤正義 謹書 (注)大平さん…

夭折牧師の遺歌

うたかたの世に立つ己が後背は堅き十字のあとゝ見えけむ 合田俊二

海猫・青鷺の生態を撮る

留鳥という生態の海猫はこの海浜が気に入っている 共生の心まどかに生きている海猫どもに自意識ありや 青鷺の孤独に生きる姿とは相反したる海猫の生 ~燧灘南岸~

今、海辺の花に親しむ

ハマゴウ(浜栲、 Vitex rotundifolia)はハマゴウ属の常緑小低木で砂浜などに生育する海浜植物。別名 ハマハイ、ハマボウ(アオイ科にもハマボウがある)。 オオマツヨイグサ コマツヨイグサ ハマボウフウ(浜防風、学名:Glehnia littoralis)とは、被子…

岬を越えて(エピローグ)

志乃のラジオドラマ・シナリオの絶筆は「岬を越えて」と題するもので、死後病床の褥に敷かれてあった。志乃とは、47年前に63歳で亡くなった戦争未亡人、私の母である。 そのエピローグは次のように記されていた。 秋の海であっても はげしい浪がしらの立つ…

遠野市~震災後方支援に奔走~

市長さん初め市職員・市民皆さんの献身的支援に感動しました。

10月26日誕生日の花と花言葉・歌句

10月26日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) かつての日燃えし情熱今一度 雅舟 10月26日 【花】 モヨウビユ(ヒユ科) 【花言葉】 燃え上がった情熱 【短歌】燃えあがる炎のように色づきぬ秋のなかばをモヨウビユの葉 鳥海…

戦争未亡人

母逝きて半世紀 剣持雅澄 母は戦争未亡人として戦後二十二年を生きて、六十三年の生涯を閉じた。三人の子を女手一つで育てあげ、そそくさと父の元に旅立っていった。 子供に教育をつけること、大学を卒業させて教師にさせることを念じていて、子供達もその…

今年の「全国短歌フォーラムin塩尻」入選作品

題詠 「宿」

大野原三大巨石墳

香川県観音寺市大野原町椀貸塚・平塚・角塚(国の重文指定を目指して)

『万葉集』の筑波山

『万葉集』に詠まれている筑波山…歌垣(かがひ)の舞台でもあった。 鷲の棲む 筑波の山の 裳羽服津の その津の上に率(あども)ひて 未通女(をとめ)壮士(をとこ)の 行き集ひかがふかがひに 人妻に 吾も交はらむ わが妻に 人も言問へこの山を 領(うしは)…

10月25日誕生日の花と花言葉・歌句

10月25日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 忘れ得ぬ思いひそかに楚々と生き 雅舟 10月25日 【花】 ダンギク(クマツヅラ科) 【花言葉】 忘れ得ぬ思い 【短歌】 忘れ得ぬ思いの中の友なれどその後を知らずダンギク咲けり…

海の見える風景

海の見える風景 剣持雅澄 すぐ向うに海の見える風景。それはどこであっても、彼の心をときめかすものだった。山は遠くに見える野の真只中に育った彼は、恋人のように海に飢えていた。 新任地が小豆島であったことは、彼を何より喜ばせた。三年間、瀬戸内海…

野菊白菊その他の花は無くもがな

野菊白菊その他の花は無くもがな 雅舟

十字架の飛蝗

突然に人の悪戯に遭ひにけり 飛蝗 碧空や飛蝗 十字架に曝されし 雅舟

花に蝶この美しき出逢いかな

花に蝶 この世の至福 至純かな 雅舟 蝶の名は豹紋 花の名は嫁菜 蝶と花との野合なる哉 雅舟 豹紋や 野菊の君を手籠めにして 雅舟

本日、特攻開始70年

本日平成26年10月24日は特攻開始70年。決して美化するのではありませぬ。 死にたかったのではありませぬ。もっともっと生きたかったのです。

赤のまま 蓼の群生

はからずも蓼の群生に出逢いたり 赤のまんまは母生みし里 雅舟 赤のまま あなたを連れて 座らせむ 雅舟

芭蕉(植物・俳人)

芭蕉(植物) 数メートルに及ぶ樹木のような多年草。大きな葉に特徴があり、秋にはこれが風に裂けることから、和歌以来、傷つきやすく哀れ深いものとして詠まれた。 ばせをに鶴絵がけるに 鶴鳴や其声に芭蕉やれぬべし 曽良書留(元禄二年、黒羽滞在中の画賛句) …

10月24日誕生日の花と花言葉・歌句

10月24日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 全幅の信頼できぬ世秋薊 雅舟 10月24日 【花】 カッコウアザミ(キク科) 【花言葉】 信頼 【短歌】徒然なる日の陽だまりを信頼のやさしさに咲くカッコウアザミ 鳥海昭子 する…

小豆島の災害に避難所は?

小豆島内海方面の急傾斜地帯(かつて土石流被害があった) 小豆島大部・小部・灘山(島裏)

香川県五郷水車小屋の地は、水害の災禍あり

全国報道されたので、ご記憶にあるでしょうか。 現在はこのようにのどかに水車が回っています。

夕日はかく沈みゆく

瀬戸内の夕日は海に沈みゆく そうではなくて島に隠るる 雅舟 燧灘夕日は海に沈むかと勘違いせし 島々に消ゆ 雅舟