万葉集
万葉の歌に詠まれて日本の風景永久(とわ)に伝わるが羨(とも)し 雅澄 我が住める四国の田舎万葉に詠まれていない情なきこと 〃
万葉仮名には「略体歌」と「非略体歌」に大別される。 助辞などの略された、いわゆる「略体歌」がおもしろい。あえて略して「どなに読みます?」と迫ってくるように、謎めいて表記した挑戦状の気がする。
日本古典文学大系『万葉集三』の注 「 犬馬鏡(まそかがみ)は犬を呼ぶの にマ、マと声をかけ、馬を追うにはソ、ソと声をかけた。それで犬馬でマソの音をあらわす」 とある。
「えかきハウス」と書いてくれたのは、初孫の渡月(きく・男子)
田児の浦ゆうち出でて見れば真白にそ不尽の高嶺に雪は降りける 山部赤人
歌聖柿本人麻呂 『万葉集』(巻二)に讃岐で死人を嘆く歌があり、続いて石見国鴨山での自らの挽歌が残されているため、官人となって各地を転々とし最後に石見国で亡くなったとみられるのが普通である。 この辞世歌については、人麻呂が自身の死を演じた歌謡劇…
私製「万葉歌絵」 『万葉集』4516首、全ての歌を色紙「歌絵」にしています。 みとよ万葉講座に教材、万葉鑑賞に役立てています。
小生「剣持万葉講座」私製テキスト 讃岐国狭岑島(さみねのしま)にて石中の死人を視て、 柿本朝臣人麿がよめる歌一首、また短歌 玉藻よし 讃岐の国は 国柄か 見れども飽かぬ 神柄か ここだ貴き 天地 日月とともに 満り行かむ 神の御面と 云ひ継げる 那珂の港…
小生「剣持万葉」講座使用手書きテキスト (大伴家持像) 雅舟模写 昭和12年に信時潔が作曲ものが有名だが、明治13年に東儀秀芳が作曲したものもある。評論家で麗澤大学教授の松本健一氏は、日本の国歌を「君が代」から「海ゆかば」に変えたらどうかと提言した…
漢字10字で31音の短歌を表記した「省エネ万葉歌」としてご照覧あれ 春 楊 葛 山 発 雲 立 居 妹 念 はるやなぎかづらきやまにたつくものたちてもゐてもいもをしぞおもふ
万葉集には葛の歌が21首に詠まれている。 http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/flower/image/kuzu.jpg 葛(くず) 葛はマメ科クズ属のつる性の多年草。茎が非常に丈夫で、他の植物に絡み付いて数メートルにまで成長する。夏から秋にかけて花が咲く。根は薬用…
ミサゴの一般的説明 ミサゴは主に海岸に生息する。内陸部の湖沼、広い河川、河口等にも生息する。水面をゆっくりと低空飛行し獲物を探す。 食性は肉食性で主に魚類を食べるが、爬虫類、鳥類、貝類を食べることもある。獲物を見つけると素早く翼を羽ばたかせ…
鹿持雅澄 (寛政3年4月27日~安政5月8月19日、享年68歳) 江戸時代の万葉学者 鹿持雅澄は、土佐に生まれ、その生涯の窮乏にもかかわらず、万葉の学を究めた。明治になって、その大著『萬葉集古義』が宮内省版として公刊された。門下生より土佐勤皇の志士が輩出…
万葉集に詠まれたナデシコの歌は、次の26首である。 唐撫子、石竹、園芸品種のナデシコではありませぬ。 ♡♡♡大和撫子(河原撫子)…なでしこジャパン、本日準優勝おめでとう。
NHK短歌 講師 佐々木幸綱 ゲストに里中満智子『天上の虹』
もちろん、茜草です。 【アカネ】 あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る(額田王) アカネ科/属名:アカネ属和名:茜/生薬名:茜草(せんそう)/学名:Rubia akane 日本全土の山野、路傍に、朝鮮半島などに自生する多年草。
持統天皇 諱は鸕野讚良(うののさらら) 『天上の虹』は、里中満智子による日本の漫画。副題に「持統天皇物語 」とあるように、日本の第41代天皇で、女帝である持統天皇を主人公とした作品。1983 年(昭和58年)に連載を開始し、その後書き下ろしを経て2015…
檜隈大内陵と呼ばれたこの天武・持統陵は、藤原宮の南方中軸線上に営まれ、八角形 の五段築成と考えられている。天武帝のために築かれたが、後に702年に亡くなった持統天皇が火葬され合葬されることとなる。1235(文暦2)年に盗掘された際の実検記がある。
「愛国百人一首」のうち、23首が『万葉集』から採られている。 柿本人麻呂 大君は神にしませば天雲の雷の上に廬せるかも 長奥麻呂 大宮の内まできこゆ網引すと網子ととのふる海人の呼び声 大伴旅人 やすみししわが大君の食国は大和もここも同じとぞ念ふ 高橋…
万葉集巻5ー897、898、899 山上憶良 老いたる身に病を重ね、年を経て辛苦(たしな)み、また児等を思ふ歌
私のペンネームは剣持雅澄。鹿持雅澄のもじりです。知る人ぞ知る、『万葉集古義』という大著のある土佐人万葉学者から取ったのです。地域の教養講座で万葉集を講じて十数年になり、聴講生の中で取り扱った歌の番号やテーマをもとめてくれたので、これまでの…
本年最後12月 高瀬・みとよ万葉講座は「遣唐使の歌」 西本願寺本『萬葉集』を原文「万葉仮名」で読んで9年が過ぎました。
三豊市山本町辻地区の万葉歌碑 紀元2600年(昭和15年) 建立 御民吾生ける験あり天地の栄(さか)ゆる時にあへらく念へは ☆看板に偽りあり→栄(さかえ)・あへらん
[高瀬・観音寺] 今月の万葉講座は「遣唐使」がテーマ 『万葉集』巻5ー894・895・896 巻9ー1790・1791 「百人一首」 天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも 阿倍仲麻呂
☆不遜氏(栃木連句会)に導かれて巻いた歌仙(連句) 両吟(再録) 平成万葉歌仙(十三)「凍鶴の」の巻 両吟 宣長 不遜(捌) 奈呉の海に潮のはや干ばあさりしに出でむと鶴は今ぞ鳴くなる 田辺 福麻呂 (巻18-4034) 発句 凍鶴の声喨々と響きけり 宣長 冬 脇 影も冴や…
うつせみの八十言の上は繁くとも争ひかねて吾を言なすな (巻14ー3456)東歌 湯河原に建立されている。 五大路子のガイド「万葉のこの一句」と言っていたが、短歌は「一首」と言うのです。
【万葉・秋の歌】 「秋の野の花を詠む二首」と題して山上憶良の歌 秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花 其の一(巻八ー一五三七) 萩の花尾花葛花瞿麦の花女郎花また藤袴朝貌の花 其の二(巻八ー一五三八) 春の七草が七草粥に入れる若菜で食用…