万葉歌の「鶚(みさご)」
ミサゴの一般的説明
ミサゴは主に海岸に生息する。内陸部の湖沼、広い河川、河口等にも生息する。水面をゆっくりと低空飛行し獲物を探す。
食性は肉食性で主に魚類を食べるが、爬虫類、鳥類、貝類を食べることもある。獲物を見つけると素早く翼を羽ばたかせて空中に静止するホバリング飛行を行った後に急降下し、水面近くで脚を伸ばし両足で獲物を捕らえる。和名の由来は様々な説があり水を探るが転じたとする説や、獲物を捕らえる時の水音が由来とする説(西日本では水面に突入する音から、本種のことを「ビシャ」、または「ビシャゴ」と呼んでいる地域がある)等がある。
万葉集(巻12) 「寄物陳思歌」に 鶚(みさご)が登場。
ミサゴを詠んだ歌は6首。 その中の二首。
みさご居る 沖の荒磯に寄する波 行方も知らず 吾が恋ふらくは