万葉歳時記

万葉の花歌7首

万葉の歌で、もっと風雅に生きたい。

万葉の花歌6首

時時の花は咲けども何すれそ母とふ花の咲き出来ずけむ

今日の万葉歌絵

万葉「藤の花」歌

『万葉集』に詠まれた【藤】の歌 1901: 藤波の咲く春の野に延ふ葛の下よし恋ひば久しくもあらむ 1944: 藤波の散らまく惜しみ霍公鳥今城の岡を鳴きて越ゆなり 1974: 春日野の藤は散りにて何をかもみ狩の人の折りてかざさむ 1991: 霍公鳥来鳴き響もす岡辺なる…

万葉の躑躅

↓万葉の躑躅を愛す ↑ありふれた園芸品種のその花よりも 山躑躅岩躑躅とて万葉の歌に出で来るツツジを愛でむ 剣持雅澄

万葉すみれ歌3首

春の野にすみれ摘みにと来し我れぞ野をなつかしみ一夜寝にける (巻7-1424) 山吹の咲きたる野辺のつほすみれこの春の雨に盛りなりけり (巻7-1444) 茅花抜く浅茅が原のつほすみれ今盛りなり我が恋ふらくは (巻7-1449)

万葉「桜の歌」3首

万葉春野スミレ歌

万葉桜花の歌を読む。

本日は高瀬万葉講座の日でありました。

今月の万葉講座は「桜花」

奈良女子大学五階から若草山を望む 『万葉集』桜の歌70首より 1430: 去年の春逢へりし君に恋ひにてし桜の花は迎へけらしも 1440: 春雨のしくしく降るに高円の山の桜はいかにかあるらむ 1456: この花の一節のうちに百種の言ぞ隠れるおほろかにすな 1457: こ…

万葉の花「はねず」の歌

幼き日より半世紀しかはあれど庭梅そのまま今年また咲く

万葉梅の花歌全て

『万葉集』には次の119首に詠まれている。 392: ぬばたまのその夜の梅をた忘れて折らず来にけり思ひしものを 398: 妹が家に咲きたる梅のいつもいつもなりなむ時に事は定めむ 399: 妹が家に咲きたる花の梅の花実にしなりなばかもかくもせむ 400: 梅の花咲き…

万葉歌絵「春花」

春花のつぎつぎに咲くふるさとの和歌といふものに安らぎおぼゆ 雅澄

:すみれ摘みにと来し我そ

『万葉集』 春の野にすみれ摘みにと来しわれそ野をなつかしみ一夜寝にける (巻8-1424)

今朝出逢った万葉歌絵

万葉色紙(春2)

弥生半ば万葉色紙取り出して歌の心を梅椿に託す 剣持雅澄 (鹿持雅澄申し子)

万葉の歌を描く

ただ読むだけではなく 自ら表現してみると、また一段と万葉の心が伝わってくる。

万葉「梅を惜しむ」4首

梅の歌(万葉+道真)4首

「梅の花」名歌選より4首 我が園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも 大伴旅人 「我が園」剣持万葉苑にて紙碑撮影(3/7)

万葉全歌絵+芭蕉全句紙碑

萬葉集全4516首歌絵化+芭蕉全俳句982句紙碑化に志す 弥生三月雛節句

万葉植物「ほよ」

「ほよ」 万葉植物 寄生木(ヤドリギ)

万葉、梅の歌10首

今のごと心を常に思へらばまづ咲く花の地に落ちめやも 1653 酒杯に梅の花浮かべ思ふどち飲みての後は散りぬともよし 1656 梅の花散らすあらしの音のみに聞きし我妹を見らくしよしも 1660 久方の月夜を清み梅の花心開けて我が思へる君 1661 梅の花咲ける岡辺…

万葉春の花

小賢しい人と住むのは堪え難し せめて万葉歌心あれ 古義軒

自作【万葉歌絵】

万葉集から 春の歌を書き より親しく歌境に迫る。

万葉冒頭歌

『万葉集』冒頭歌 籠もよ み籠もち ふくしもよ みぶくし持ち この丘に 菜摘ます児 家聞かな 名告らさね そらみつ やまとの国は おしなべて 吾こそをれ しきなべて 吾こそませ 我こそは 告らめ 家をも名をも

鴨を詠んだ万葉歌

鴨を詠んだ万葉の歌 1451: 水鳥の鴨の羽色の春山のおほつかなくも思ほゆるかも 2833: 葦鴨のすだく池水溢るともまけ溝の辺に我れ越えめやも 3090: 葦辺行く鴨の羽音の音のみに聞きつつもとな恋ひわたるかも 3524: まを薦の節の間近くて逢はなへば沖つま鴨の…

万葉、萩の古枝歌

『万葉集』に詠まれた花では「萩の花」が一番多い。枯枝葉を詠んだ歌は稀少。

萩の古枝

「萩」の万葉歌は、花の中で最も多い142首 その中で萩の枝葉等を詠んだ歌は5首のみ 『万葉集』に詠まれた萩は142首。花以外の歌は次の数首。 1364: 見まく欲り恋ひつつ待ちし秋萩は【花のみ】咲きてならずかもあらむ 1365: 我妹子がやどの秋萩花よりは【…

「ほよ」詠んだ万葉の紙碑

ここはどこの径?万葉の径! 万葉のほよを見つけて紙碑建てて樹の洞にそっと仕舞って帰る