2017-02-12から1日間の記事一覧

旧句帖より

〔旧句帳より〕 雅舟拙句抜粋 ☆ 島よりの句集の届くお元日 ☆ 母のみを一途に恋ふやお元日 ☆ 今年また万葉色紙に命掛け ☆ 大箒籤で当るや初集会 ☆ 悴む手冬の渚をバイク馳す ☆ 日溜りに松描く小春日和かな ☆ 凧のこと烏賊と言ふのは我がふる里 ☆ 母の齢遥か…

嚢中三升の米 爐邊一束の薪

沙門良寛 五言律詩 生涯懶立身 騰々任天眞 嚢中三升米 爐邊一束薪 誰問迷悟跡 何知名利塵 夜雨草庵裡 雙脚等間伸 生涯身を立つるに懶く 騰々天真に任す 嚢中三升の米 炉辺一束の薪 誰か問はん迷悟の跡 何ぞ知らむ名利の塵 夜雨草庵の裡 雙脚等間に伸ばす ◎中…

うれし顔にも鳴く蛙

真菅生ふる山田に水をまかすれば嬉しがほにも鳴く蛙かな 岩波文庫『山家集』春歌下 新潮『山家集』176番 『西行上人集』『山家心中集』『風雅集』『月詣集』 『清貧の思想』で中野孝次が、この歌の下の句を小見出しに引用している。 「うれし顔にも鳴くかは…

池堤枯草焼き

讃岐野の我が故里の広庄池堤の野焼き楽しみにけり

野を焼いて帰れば

野を焼いて帰れば灯火母やさし 虚子 句集『五百句』

藤棚の藤の実

藤棚の藤の実固く包まれて鞘さやさやと揺れる早春

野焼きの野火

最近は野焼きできない定めあり 今日特別に許され野焼き 本日は野焼きしました 満洲大平原野火思い出しつつ

火山の噴煙?

活火山の噴煙紅く立ち昇るごとくに春寒の雲湧き昇る 雅俊

万葉、萩の古枝歌

『万葉集』に詠まれた花では「萩の花」が一番多い。枯枝葉を詠んだ歌は稀少。

2月12日誕生日の花と花言葉・歌句

2月12日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)若者も「同行二人」遍路みち 雅舟 2月2日 【花】アセビ(ツツジ科) 【花言葉】 二人で旅をしよう 【短歌】 花房の白きアセビの続く道きさらぎの空高く晴れたり 鳥海昭子 釣り鐘形…