今月の万葉講座は「桜花」


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                                奈良女子大学五階から若草山を望む
   『万葉集』桜の歌70首より         
1430: 去年の春逢へりし君に恋ひにてし桜の花は迎へけらしも
1440: 春雨のしくしく降るに高円の山の桜はいかにかあるらむ
1456: この花の一節のうちに百種の言ぞ隠れるおほろかにすな
1457: この花の一節のうちは百種の言持ちかねて折らえけらずや
1458: やどにある桜の花は今もかも松風早み地に散るらむ
1459: 世間も常にしあらねばやどにある桜の花の散れるころかも