2017-05-08から1日間の記事一覧

『奥の細道』の「土ふる」

『奥の細道』「尿前の関」に「…雲端につちふる心地して」とある。 出羽の山越えには案内人を頼んだ。暗く鬱蒼とした山中で心細い。 芭蕉はここで杜甫の詩句を想起して「霾る(土降る)」と形容する。 なんでもない表現のようで、古典教養の滲み出た一例である。…

「霾る」とは黄砂飛来

田植え風景

早苗取る手もとや昔しのぶ摺り はせを 芭蕉がこのように詠んだ「早苗取る」風景は今全く見られなくなり、 田植機による機械植えである。苗代とはどんなものかも子どもには分からない。 生け苗=予備の苗

独り遍路

何祈る遍路なるかな霾る中 古義軒

砂絵にも黄砂

黄砂=霾る 三豊平野かな 一文銭「寛永通宝」にも霾って

義経奉納「木之鳥居」

待つこと久し、やっと看板新しくなりました。前の看板、何度私修復したことでしょう。

飛行機雲

白鳥になりて拓魂還りしや

てふ三頭

五月晴今年初めてアオスジアゲハ 紋白蝶生死は知らず葉の蔭に 黒揚羽やがて捉えられる運命

季語「霾る」

これまでで最も遅れし黄砂降る 季語「霾る」を使ってみたい

戦時想起句

B29の飛来 空襲の日を思い出す 白鳥となって忠魂還りしや

旭日受けて輝く花

花あれば絶望の淵から立ち昇れる

シランふりしていられない紫蘭かな

色形紫蘭にかなうものありや

万葉の花歌6首

時時の花は咲けども何すれそ母とふ花の咲き出来ずけむ

合歓の花

芭蕉に合歓 象潟遠き讃岐野よ 雅舟

5月8日誕生日の花と花言葉・歌句

5月8日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)新緑の首夏が来たれりいざやいざ 雅舟 【花】 ゼラニウム(フウロソウ科) 【花言葉】 篤い信仰 決心 【短歌】ゼラニウムの赤がよろしくあざやかな決意ともなくみつめいる朝 鳥海昭子 …