2017-02-25から1日間の記事一覧

梅が香やしらゝおちくぼ京太郎

梅が香やしらゝ落窪京太郎 芭蕉 元禄4年春の作。 『韻塞』『泊舩集』所収 梅の香が匂う頃ともなると、(あるいは、新春の読初めとして) ①古典の登場人物が懐かしく偲ばれてくる。 ②古典を読み耽る娘(乙女)の姿が思い出されてくる。 どちらの解釈もありうる。 …

枝垂れ梅6句

枝垂梅枝を荒しと思ひけり 田中藤穂 水瓶座 しだれ梅移植の傷み見せまじく 稲畑汀子 ホトトギス 武蔵野の景観此処に枝垂梅 稲畑廣太郎 ホトトギス 礼交すさま紅白のしだれ梅 鷹羽狩行 狩 枝垂梅にもやうやくに日の届く 稲畑汀子 ホトトギス 出百姓を禁じし…

眼前のものを愛で、些事を愛する人生

目の前にあるものだけを愛でる人生 人生の些事を愛さなければ

万葉、梅の歌10首

今のごと心を常に思へらばまづ咲く花の地に落ちめやも 1653 酒杯に梅の花浮かべ思ふどち飲みての後は散りぬともよし 1656 梅の花散らすあらしの音のみに聞きし我妹を見らくしよしも 1660 久方の月夜を清み梅の花心開けて我が思へる君 1661 梅の花咲ける岡辺…

水鳥カモの長閑けさ・厳しさ

悠々と生きているようなり よそ目には 水中に潜る苦労も生きるため

慕い寄る鷗は餌が目当てなり

私が好きで来るのではない

葉書の「たらよう」

「葉書の木」たらよう…皆様のお近くにありますか? 「たらよう」に南無阿弥陀仏と葉に書いてもうすぐ我もお浄土に往く タラヨウは、インドで写経に用いられていたヤシ科の「多羅樹」(タラジュ )にちなんで名付けられた。葉の裏に文字が書ける。 葉に傷つけ…

2月25日誕生日の花と花言葉・歌句

1 2月25日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)歌仙巻く寒緋桜の伊豆の旅 雅舟 【花】カンヒザクラ(バラ科) 【花言葉】あでやか 【短歌】さみしさのようやくうすれてゆく頃をカンヒザクラはあでやかにさく 鳥海昭子 冬の寂しさ…