#練習用

芭蕉の俳句19句に「旅」が使用

●芭蕉全発句980句の中で次の19句に「旅」が詠みこまれている。 上の句に 1 旅がらす古巣はむめに成にけり(鳥之道) 2 たびにあきてけふ幾日やら秋の風(真蹟集覧) 3 旅に病で夢は枯野をかけ廻る(笈日記) 4 たびねして我句をしれや秋の風(野晒紀行絵巻、…

「旅」の辞書的な意味

「旅」とは ①自分の家を離れて、臨時に別の所にいること。また、その途中にいること。 現代語の「旅行」より意味が広く、よその土地に行くと限らず、近くに行くこともいう。 小学館『古語辞典』 ②自宅をはなれて、泊まりがけで一時(遠い)よその土地へ行く…

「現代俳句」女流俳人句集12冊

「現代俳句」女流俳人句集12冊 巻頭句と巻末句 鈴木ゆき句集 『青蔦』 水明発行社 塀攻める如く青蔦のぼりゆく 句碑永久に名水の里花吹雪 永瀬千枝子句集 『貝覆ひ』 東京四季出版 海女が干す魚のきらめき春の磯 散る桜山ざわざわと鱗立つ 摂津よしこ句集 …

俳句集5冊(ムツオ・稔典・まさみ・あまり・きよ子)

:剣持文庫一時預り 神田九十九俳句文庫紹介(2) ①21世紀俳人シリーズ❽ 句集 雲雀の血 高野ムツオ著 1996年 ふらんす堂刊 求め続けている精神風景の軌跡を詠んだ第3句集 176頁 定価2500円 ②21世紀俳人シリーズ⓬ 句集 人麻呂の手紙 坪内稔典著 1994年 ふらん…

個人句集(秋櫻子・櫂・マチ子・羊村・新子)の紹介

=【剣持文庫】仮預かり図書の紹介= 【観一先輩文庫】は、同窓生の自著に限ることになっていて、他者の蔵書は入れられない。 これまで、山田隆行氏(三中昭和19年卒・故人)の満洲・シベリア関係約200冊を預かり、 今回、神田九十九氏(三中昭和16年卒・俳…

ばせう

上代 「ばせう」と表記されていた。 中世 「奏者草」「庭忘草」などの別名があった。 近世「庭見草」「芭蕉(ばせを)」の他 「破芭蕉(やればせう)」と呼ばれた。 近代「扇子仙」の美名があった。 現代「バショウ」(植物名はカタカナ書きを原則とする) …

芭蕉隠密説に言及せず。

隠密説 45歳の芭蕉による『おくのほそ道』の旅程は六百里(2400キロ)にのぼり、一日十数里もの山谷跋渉もある。これは当時のこの年齢としては大変な健脚でありスピードである。 これに18歳の時に服部半蔵の従兄弟にあたる保田采女(藤堂采女)の一族である…

カメに遇う

図らずも亀に遇ひたりこの川に育てられたる幸せの中 古義軒

夕映えに梯梧の花

四国でも梯梧満開沖縄です

四国88ヶ所で一山二霊場はここだけ

お遍路さんには有り難い【一山二霊場】ここだけ

赤手蟹に遇う

奥の細道にて 人間といふ恐ろしきものに今日遇ひぬ

仁尾賀茂神社古歌碑2基

三豊市仁尾町賀茂神社古歌碑 仁尾賀茂神社 これは珍しい注連石

花楽しませ人

川沿いの田舎の道の狭庭べに花植えて通る人楽しませ 澄人 自分だけではなく他人の目楽します心がけいい花育て人 澄人

留鳥の鴨

相手の名前知ってどういうことももないけれど ↓ヨシガモと↑ヒドリガモとは区別つくようになりたり鴨にも馴れて

ボランティア「川の清浄化」

忘れ形見の小舟 この川が汚れごった返しになっていたのを一人の男がボートで清浄化し、植物は葦一種類に統一した。五年前彼は過労で急死したが、川は今もきれいである。一艘の小舟は地域に貢献した彼の遺品である。 ~ふる里の山田川河口近く~

亡き親友松尾君

松尾芭蕉ゆかりの宮や春爛漫 雅俊

芭蕉の一期一会

俳諧(本来は座の文学)では【一期一会】の精神が大切 座の文学としての連句を作る場面で、即座に付句をしなければならない。 芭蕉はそのことを次のように教えている文がある。 「師のいはく、学ぶことはつねに有。席に望て文台と我との間に髪をいれず。 思ふ…

もみじの法泉寺

期待せず来し紅葉寺その通り 曇天に冴えないけれど紅葉寺

小鳥はあなた

ヒヨドリに 先を越されて 寄りつけぬ メジロ控える 餌を前にして 雅子

随筆「歩く」

歩 く 剣 持 雅 澄 「あるく」の「あ」は「あし」の「あ」に通じる日本語の根源である。文字のなかった大和民族において「あし」で「あるく」という話しことばは原初的に自然発生していたにちがいない。誰言うともなく使用されるようになったことば。日本列…

ブログ移行のお知らせ

容量制限のためブログを移行しました。 これからもどうか変わらず宜しくお願いします。