2017-08-23から1日間の記事一覧

夏~秋〔紙碑〕

夢二「宵待草」

センチメンタルとはいえ、時代を超えて響いてくるものがありますね。

奥の細道の「宿」

『奥の細道』で「宿」の表現されている部分 ①その日ようよう早加(そうか)といふ宿(しゅく)にたどり着(つ)きにけり。 ②卅日(みそか)、日光山(にっこうざん)の梺(ふもと)に泊(とま)る。 あるじのいいけるやう、「わが名を仏五左衛門(ほとけござえもん)といふ…

万葉時代の旅

『万葉集』には、「旅寝」「旅人」などの複合語を含めると、百例を越す用例が見られる。 「羇旅歌」「羇旅作」「羇旅発思」等の題詞や分類標目のもとに、数多くの旅の歌が載せられている。 タビという状況が非日常の不安定な状況であり、歌によって魂の安定…

「旅」の辞書的な意味

「旅」とは ①自分の家を離れて、臨時に別の所にいること。また、その途中にいること。 現代語の「旅行」より意味が広く、よその土地に行くと限らず、近くに行くこともいう。 小学館『古語辞典』 ②自宅をはなれて、泊まりがけで一時(遠い)よその土地へ行く…

「芭蕉の旅」に関する山本健吉の文章

芭蕉(西行を含め)の旅について 山本健吉 旅は単に未知の風光に接することだけではない。それはまた人間の歴史と運命とを我々に教えるのである。吟行なんぞと称してけちな風景画を探して歩く手合は、所詮芭蕉の旅を栖とし、旅に果てることを思った悲しい心…

8月23日花と花言葉・歌句

8月23日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)なでしこは大和に帰るひっそりと 雅舟 【花】 ナデシコ(ナデシコ科) 【花言葉】 純愛 才能 【短歌】 八月の川原に咲くナデシコのなみだぐましよ今もむかしも 鳥海昭子 川原の石の…