2015-01-01から1年間の記事一覧

冬紅葉即吟

見上げても目瞑るおはす冬菩薩 雅舟 亡失の世に住むうれしさ散る紅葉 雅舟 曇天も紅葉明りに和みけり 雅子 引き返し一茶に会はむと冬寺へ 雅子

散り紅葉

散り紅葉織り成す色の愛でたさよ 雅子

藤原宮に宗吉瓦を献上

宗吉瓦を藤原宮に献ずる長歌 古義庵 剣持雅澄 香川県三豊市三野町吉津、宗吉瓦窯跡は史跡公園となっている。7世紀中頃~ 8世紀初め頃、この地では瓦の生産 が行われていた。その窯の数は24基もあり、当時の日本では最多。ここの瓦は瀬戸内海を船で運 ばれ、…

「蜜月」を花言葉とするギョリュウバイ

蜜月が花言葉なるギョリュウバイ ギョリュウバイ雨雫を湛え静もれる 雅舟

裏径もみじ夕映えて

そこは 私独りの径 一夜庵裏径 もみじ夕映えて ちちははのおくつき 裏径また夕映えて そこは独りの私の径 2018 12 18 夕方

12月21日誕生日の35万の皆さん、おめでとうございます。

12月21日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 重厚に裸身を曝す欅かな 雅舟 12月21日 【花】 ケヤキ(ニレ科) 【花言葉】 重厚 【短歌】 村を守る藁の大蛇をからませて天にそびゆる欅の大樹 鳥海昭子 ふるさとの村の入口…

蜜柑畑にて

友病みて蜜柑畑が荒れにけり 今日は密かに草取りに行く 主の居ぬ蜜柑畑にヒメジョオンアケビが蔓延る我がもの顔に 半身不随となれば兄弟に見放され 蜜柑畑は荒れたりと言ふ それならば友のつとめと半日は草取りに行く蜜柑畑に

12月20日誕生日の35万の皆さん、おめでとうございます。

12月20日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)荒蕪地のアロエに母を恋ふ日かな 雅舟 12月20日 【花】 アロエ(ユリ科) 【花言葉】 復活 【短歌】 草のいのちアロエの力医者いらず母は呪文の如くに言いき 鳥海昭子 アロエは…

万葉新年雅歌10首

『万葉集』には新年祝賀の歌をまとめられていませんが、 次のような歌を新年寿歌とすることができるかもしれません。 正月(むつき)立ち春の来たらばかくしこそ 梅を招(お)きつつ楽しきを経め(巻5ー815) 新しき年の初めに豊の年 徴(しる)すとなら…

丙申の賀状はこれ

平成28年の賀状320通は明日投函の予定

心惹かれし花には一句を

バスを待つ四五人の目の蕨かな 加藤楸邨 水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹 木下夕爾 黄梅の日射し日毎に眩しかり 安居修一 山シュユの黄や町古く人親し 大野林火 風が吹き鷺草がみな飛ぶが如 高浜虚子

もどき・もどく

古語「もどく」の二つの意味 ① さからって非難する。従わないでそむく。 「御頼みとあれば―きませぬが」〈幸田露伴・寝耳鉄砲〉 「をさをさ人の上―き給はぬ大臣の」〈源氏物語・常夏〉 「したり顔におとなしくーきぬべくもあらぬ人の」〈徒然草・168段〉 ② …

優雅なる花マーガレット

マーガレット海の日差しを束ねおり 堀之内長一 マーガレット咲く道を行き君を祝ぐ 藤岡筑邨 マーガレット 老婆も昔乙女なる 雅人

本日の誕生花はシクラメン

春の季語「シクラメン(篝火花)」をご堪能ください。 シクラメン花のうれひを葉にわかち 久保田万太郎 シクラメンはシクラメンのみかなしけれ 中村 汀女 恋文も左横書きシクラメン 中谷 阿五 篝火花抱きて風の街戻る 山崎みのる

12月19日誕生日の35万の皆さん、おめでとうございます。

12月19日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)はにかみのかんばせそれはシクラメン 雅舟 12月19日 【花】 シクラメン(サクラソウ科) 【花言葉】 内気なはにかみ 理解 【短歌】 迷わずに真紅をえらぶシクラメン師走の今日…

あなたとは溶けないうちに…『徒然草』166段【雪仏】

雪仏 そのはかなさよ 人生は 古義庵 剣持雅澄

山は暮れ野は黄昏のすすきかな

国木田独歩の「武蔵野」が国語の教科書(高校ではなく、中学校であったか?)に出ていて、なぜかひどく感銘を受けた。 特に最後の方に蕪村の俳句が引用されていて、語り口が優しく、印象深くて、今なお思い出されて、切ない気持ちになる。 「…突然又た野に出る…

鴨よなぜ逃げるのだ。

逃げる習性ついたカモなど知らんわい 食パン買うてやってきたのに カモよカモ カモメのように 近寄れよ おまえにも餌 持って来たのに

半月や さぬきうどんに 銀杏の葉

神無月 半月架かる 公孫樹上 雅舟 ~本日は旧暦10月8日~ 半月見 さぬきうどんを食べながら 雅人

モミジに心奪われて

巍々園に惹かれひかれてけふもまた 雅子 散る黄葉 散らぬ紅葉も 散るモミジ 古義庵 剣持雅澄 一夜庵裏山もみじの愛でたさよ 雅舟

信仰篤き者よ、汝は【おへんろ】

一山二霊場は四国で唯一ここだけです。

仲間追悼の連句碑はこれだ。

急逝(不審な死)した偉才G氏の十七回忌を前に追悼連句碑を建てる。

師走の海辺

豊かなる豊浜の浜 然れども 身の上が違うアピール通じず

舟の正体は?

瀬戸内海 燧灘なる豊浜の 冬の海ゆく一艘の舟 舟遊びする暇人と思ひきに 刺し網をする漁師でありき

12月18日誕生日の35万の皆さん、おめでとうございます。

12月18日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 繊細な君に溺るる寒葵 雅舟 12月18日 【花】 フタバアオイ(ウマノスズクサ科) 【花言葉】 細やかな愛情 【短歌】 弟が枯葉を分けて見よというフタバアオイは鈴形の花 鳥海昭…

飛翔するユリカモメの眸

大空を飛翔する鳥ユリカモメ 汝のつぶらな眸を愛す 古義庵 剣持雅澄

皇帝が連翹に告白

執念深く皇帝さまが咲き続け 初夏の花連翹に告白している師走

徒然草144段

『徒然草』144段 栂尾の上人、道を過ぎ給ひけるに、河にて馬洗ふ男、「あしあし」と言ひければ、上人立ち止りて、「あな尊や。宿執開発の人かな。阿字阿字と唱ふるぞや。如何なる人の御馬ぞ。余りに尊く覚ゆるは」と尋ね給ひければ、「府生殿の御馬に候ふ」…

泉水に浮ぶ散り紅葉

泉水に散りて浮かべる紅葉の美 自然の織り成す芸術の品 古義庵 雅澄 [撮影] 観音寺市八幡町四国霊場68番神恵院境内巍々園 2015年12月17日

芸術品【ユリカモメ乱舞】

師走風逆らって飛ぶ鷗鳥人の放てる餌を奪い合う 古義庵雅舟 川尻に棲みつき魚貝漁れども人のくれたるパン屑争う