2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ナンバンギセル

道の辺の尾花が下の思ひ草今さらさらに何をか思はむ 作者不詳 (巻10ー2270) 今日の誕生日の花はナンバンギセル(万葉の「思ひ草」)

郷土の文学とは

「郷土の文学」は、現在私の研究・創作の主要テーマである。 「郷土」とは「生まれ育った土地」であるが、その範囲は限定できない。私の実感では町内より広く、市内。少し広くは隣接市が少し含まれる。県内全域までは及びにくい。ただ、優れた文学作品・作…

9月22日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月22日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)思草もの思ひ癖今もなほ 雅舟 9月22日 【花】ナンバンギセル(ハマウツボ科) 【花言葉】物思い 【短歌】山路ゆきナンバンギセル踏みそうで踏まざりしこと折々おもう 鳥海昭子 ス…

一太郎ヤーイ

雲井まで届きし雁の叫びかな 巌谷小波 「一太郎ヤーイ」下敷きにした俳句。児童文学者、俳人巌谷小波の句が岡田かめ女の墓石にこの句が刻まれている。 尋常小学校国語読本巻七 第十三 一太郎やあい 日露戦争当時のことである。軍人をのせた御用船が今しも港…

琴勇輝、今日は勝つ

元気一杯、瀬戸内海の海の青の締め込み 西前頭9枚目の琴勇輝(小豆島出身)、今日勝って3勝4敗となる。

9月21日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月21日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 万緑叢中薊一点と言い返す謙虚さよ 雅舟 9月21日 【花】ノハラアザミ(キク科) 【花言葉】心の成長 【短歌】朝靄に浮き立つ畦のノハラアザミひとかたまりの力なりけり 鳥海昭子 …

明日の大野原『源氏物語』講座は「行幸」

~行幸~ 「行幸」(みゆき)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第29帖。「玉鬘十帖」の第8帖。巻名は玉鬘と光源氏の歌「うちぎらし朝ぐもりせしみゆきにはさやかに空の光やは見し」「あかねさす光は空にくもらぬをなどてみゆきに目をきらしけむ」に…

9月20日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月20日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 藪蘭は歳時記にない我慢しな 雅舟 9月20日 【花】ヤブラン(ユリ科) 【花言葉】忍耐 【短歌】何かしら忍んで耐えて生きましたヤブランの花咲いております 鳥海昭子 秋になって…

今宵の月

行方なく月に心の澄み澄みて果てはいかにかならむとすらむ 西行 『山家集』 秋上 353 波の音を心にかけて明かすかな苫もる月の影を友にて 〃 414 ふるさとの親しき人はすべて去り 今宵の月は西行の月 雅舟

万葉の花「屁糞蔓」

そうきょうに這ひおほとれる屎葛絶ゆることなく宮仕へせむ (巻16ー3855) 高宮王 屁糞葛(ヘクソカズラ) さう莢尓 延於保登礼流 屎葛 絶事無 宮将為 ★そう莢(きょう)に絡みつき生い茂っている屎葛(くそかずら)のよう に、粘り強く元気に何時までも宮仕えをし…

曼珠沙華の花芯

緋の色の六倍体(6×6)の静謐に命の燃ゆるままに任せて 雅舟 万葉の花「壱師」です。 道の辺の【いちし】の花のいちしろく人皆知りぬ我が恋妻は (巻11ー2480)

9月19日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月19日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)触れれば消え入りそうなをみなへし 雅舟 9月19日 【花】オミナエシ(オミナエシ科) 【花言葉】はかない恋 親切 【短歌】儚くて深い思いの女郎花花の黄色の揺れ止まぬなり 鳥海昭…

古里の風景に「水車小屋」を

自然・人間、共生の風景 ~ふるさと創生を志す我が郷土~ 我々が自然エネルギーを利用し、水力発電まで夢みている【水車力】 自然エネルギーを使って動力を生み出すものには水力発電や太陽光発電、風力発電などがある。 天の恵み、それが雨となり川となり、…

蝶よ花よ、この一瞬

この一瞬、私に撮られて、永遠に遺るのです。 この蝶よ、この花よ、私に撮られて、永遠に遺るのです。

孫の名前は 「渡月』(橋)」

この度、桂川氾濫にあった渡月橋辺り、 孫の名前は「渡月(きく)」なのに…

曼珠沙華母は揚羽となりて来し

曼珠沙華咲き満つ野辺に葬りし母は揚羽となりて来りぬ 雅舟

母、蜻蛉となりて来て

半世紀後 母蜻蛉となりて来し

9月18日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月18日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)現の証拠たちまち薬効現れる 雅舟 9月18日 【花】ゲンノショウコ(フウロソウ科) 【花言葉】 心の強さ 【短歌】兵隊の薬にするとゲンノショウコ摘む宿題があったのでした 鳥海昭…

西行の風景

西行は、香川県善通寺…空海・弘法大師の生国を訪れ、多くの歌を残した。 観音寺に住む私の二階書斎のベランダからいつも西行の山が見える。善通寺五岳の我拝師山・筆の山などである。本日台風後の秋晴れでくっきり見える[西行の風景] 『山家集』雑の関連歌…

9月17日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月17日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 月草のうつろひやすくなつかしく 雅舟 9月17日 【花】 ツユクサ(ツユクサ科) 【花言葉】 尊敬 懐かしい関係 【短歌】つつがなき幼馴染と会えた日の午後の露草すなおにしぼむ …

観音寺市文学碑Ⅱ

観音寺市内文学碑Ⅱ (20基) 21 一夜庵道しるべ句碑 三架橋北 北三丁下々の宿あり一夜庵 22興昌寺標柱裏句碑 興昌寺門前 月の磴松の影踏む興昌寺 23桃廼家歌碑 一夜庵 木下闇暗きをたどる老いの身はのりの光ぞ頼みなりける 24龍鱗舎歌碑 十王堂 いつまでと定め…

9月16日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月16日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 秋草を結びしあなた今いづこ 雅舟 9月16日 【花】アキノタムラソウ(シソ科) 【花言葉】自然のままのあなたが好き 【短歌】仕事着のあなたが素敵なのでしたアキノタムラソウ咲…

茂吉の孫娘、北杜夫の愛娘

斎藤由香(1962年4月9日生れ)は随筆家。 歌人斉藤茂吉の孫娘。作家北杜夫の娘。 自著を持つ由香の右手の爪艶に 齋藤由香著『猛女とよばれた淑女―祖母・齋藤輝子の生き方 』(新潮文庫) 明治28年生まれの祖母は、著者にとっていつも輝ける星だった。青山の大病…

つきぬけて天上の紺曼珠沙華

つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華 山口誓子

9月15日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

9月15日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 借景のススキに活力もらひけり 雅舟 9月15日 【花】 ススキ(イネ科) 【花言葉】 活力 【短歌】 皓皓と月渡りゆくすすき原折々しろき波たたせつつ 鳥海昭子 月明かりに映し出さ…

農村風景「藁束」

稲藁を干した苅田に転がれる機械で巻いた今の稲藁

9月14日 誕生日の花・花言葉・歌句 ・万葉歌

9月14日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 淑やかてふ芙蓉の精を胸に秘め 雅舟 9月14日 【花】 フヨウ(アオイ科) 【花言葉】 繊細な美 しとやか 【短歌】 なんとなく泣きたいような優しさの芙蓉の大きな花咲きました 鳥…

『万葉集』萩の初花の歌

『万葉集』秋萩の初花を詠んだ歌 何為等加 君乎将・ 秋芽子乃 其始花之 歡寸物乎 (巻10ー2273) 何すとか 君をいとはむ 秋萩の その初花の うれしきものを 今日、山の小道を下っていて、萩の初花に出会い、万葉人のように嬉しくなりました。

福島の芭蕉句碑「早苗とる…」をお報せください。

芭蕉が奥の細道の旅中、福島市で詠んだ句 早苗とる手もとやむかし志のぶ摺 早苗塚として香川県観音寺市琴弾神社に祀っている。 どなたかにお報せいただきたてのは、本家本元福島市 歌枕「信夫文知摺石」 ↑これは奥の細道とは無関係な四国に建つ。 近くに住…

彼岸花はやくも咲き出す。

宗鑑の墓参の径に彼岸花早くも咲いて佳き日とおもふ