2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

寺山修司の父と私の父

寺山修司の父親は満洲からセレベス島に派遣され、そこで戦病死した。 私の父親は満洲で戦病死した。寺山は私よりは一つ年上。境遇が酷似する。 ◇寺山を兄貴と呼んで生きて来し戦争遺児の戦後遥けし 戦争未亡人母の手一つで育てられたる寺山と私 満洲の荒野…

歌の心を故郷に~青松園~

■萩原澄 歌碑 観音寺市大野原町五郷 昭和四八年七月建立 草原にころがり遊ぶこの子らに 戦ひの銃取る日あらすな ■林みち子 歌碑 観音寺市大野原町五郷 昭和四八年七月建立 この里の山ふところに安らひて 共にきかましもも鳥のこゑ ■平岡久忠 歌碑 観音寺市…

立田川紅葉

歌枕「竜田川」=大和の竜田山から流れる川。古来紅葉の名所として知られる。 『小倉百人一首』に詠まれて広く知られる。 ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みづくくるとは .在原業平朝臣(825~880) 『古今集』秋 ★たつたがは (正しく…

3月22日誕生日の花と花言葉・歌句

3月22日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 才人はうつむき加減バイモかな 雅舟 3月22日 【花】 バイモ(ユリ科) 【花言葉】 才能 【短歌】 放送の記念日と今朝聞きしよりバイモ一本柱に掛ける 鳥海昭子 釣り鐘形の花が…

長須の西行松伝説

全国西行伝承集に漏れているはずの「長須の松」に関する伝説。 これまで知られているものの他に、次のような内容のものがあるので、付記しておく。 長須の西行松 愛媛県四国中央市川之江町長須 長須の浜にある西行松。この辺にしばらく西行法師が滞在した折…

芭蕉の「歌仙の讃」→伊予松山

芭蕉の俳文「歌仙の讃」が注目される。 この時代、伊予松山の井海が、芭蕉を慕って自分たち連衆の巻いた歌仙を送ってきて評点を乞うた。この巻の発句、脇、第三までは 雪しやれて翁閑(さび)けん芭蕉洞 ここに水仙の薫りさら也 ほのほのと掃除司のおとつれて…

素顔一番 春一番

~五ヵ条の聖句~ 素顔一番春一番や千の風 大きな目に見せる小さな女かな 唇は命の血潮だけでいい 本当の化粧は心だけに塗る 男また素面で語れ言いたいこと

3月21日誕生日の花と花言葉・歌句

3月21日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)ひたすらに花の心で今日を生く 雅舟 3月21日 【花】 ハナノキ(カエデ科) 【花言葉】 信仰 【短歌】紅いろのハナノキの花咲きたりと習いはじめし絵てがみ届く 鳥海昭子 カエデ…

自己制作芭蕉句碑

父と子で彫り刻みたる芭蕉句碑 昭和56年建立 たび人と我名よばれむ初しぐれ 『笈の小文』『続猿蓑』 所収

小品「芭蕉と琴姫」

伊予路にて 芭蕉「琴姫よ、黙って後からついて来るのは淋しくはないか」 琴姫「とんでもない。心からお慕いしております芭蕉さまのお供をさせていただくだけで幸せでございます」 芭蕉「それならいいが、これまでほとんど一人旅。何回かは随従してくれる門弟…

ジョウコウジザクラ

ジョウコウジザクラ (仮名称) 小豆島町苗羽の小豆島霊場八番札所・常光寺の境内の「ジョウコウジザクラ」の愛称で親しまれている早咲きの桜。品種は判明していないが、ソメイヨシノと寒桜を掛け合わせたものとの説がある。

准看護学院生の作文

3月20日誕生日の花と花言葉・歌句

3月20日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 雨晴れていざ春彼岸参りかな 雅舟 3月20日 【花】スミレ(スミレ科) 【花言葉】 誠実 真実の愛 【短歌】花の名をいく度となく問われます先生老いてスミレ花咲く 鳥海昭子 野原…

木瓜の花 俳句

【季語】木瓜の花(春) 初旅や木瓜もうれしき物の数 子規 蹴爪づく木瓜の裾野や木瓜の花 漱石 膚脱いで髪すく庭や木瓜の花 虚子 杣道を牛の高荷や木瓜の花 鬼城 雨戸あけたので目がさめ木瓜咲き 碧梧桐 一と叢の木瓜さきいでし葎かな 蛇笏 近づけば大きな木…

河原にカラシナ咲き出す

ふるさとの河原に咲き出すカラシナの黄の耀けば春来たるなり 雅舟 カラシナ アブラナ科アブラナ属の越年草。「芥」でカラシナを意味し、「芥子」はカラシナの種子の意味。別名ともされるセイヨウカラシナは、カラシナの原種である野生種が、明治期以降に帰化…

大平先輩のお彼岸参り

香川県観音寺市豊浜町豊浜墓地公園 君は永遠の今に生き 現職総理として死す 理想を求めて倦まず 斃れて後已まざりき 伊藤正義 謹書 戒名は「興國院殿寛道浄基正芳大居士位」 14字 大平 正芳 1910年(明治43年)3月12日生誕 ~1980年( 昭和55年)6月12日死…

3月19日誕生日の花と花言葉・歌句

3月19日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) しだれ梅しだれ桜と継ぐうれしさ 雅舟 3月19日 【花】シダレザクラ(バラ科) 【花言葉】 優美 【短歌】 朝に匂い昼にたゆたい夕べには優しく佇てりシダレザクラよ 鳥海昭子 天…

四国中央市出身俳人羨鳥

羨鳥(せんちょう) 江戸中期の俳人 1693~1730 羨鳥坂上正閑は伊予の国三島の俳人だ。通称半兵衛、仙翁亭と号した。地元の社寺に堂塔を寄進する豪商でもあった。晩年には隣国讃岐の雲辺寺山の麓萩原に地蔵院の本堂を建立し、曼荼羅を奉納するほど信仰心が篤…

失敗を恐れぬ挑戦【平賀源内】

郷土の偉人 平賀源内 スーパー発想力で新しいものを次々と作り出した平賀源内。実は、失敗も多かったが意外な副産物を生み出していく。源内の豊かな発想の源とは― とてつもない発想力で、エレキテルを初め、新しいものを次々と生み出した。未知の分野に挑戦…

3月18日誕生日の花と花言葉・歌句

3月18日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 岩団扇仰げば光る春の使者 雅舟 3月18日 【花】イワウチワ(イワウメ科) 【花言葉】 春の使者 【短歌】 イワウチワ春の使者とて咲き出ずる愛しきいのちうちふるえるを 鳥海昭…

万葉集「馬酔木」の歌

馬酔木(現在はアセビ) 『万葉集』ではアシビ 『万葉集』に詠まれた馬酔木の歌 ◎磯のうへに生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君がありと言はなくに (166) 馬酔木なす栄えし君が掘りし井の石井の水は飲めど飽かぬ (1128) かはづ鳴く吉野の川の滝の上の馬酔木…

小学六年生 春の句集

小学三年生 春の句集より

一夜庵鼎談(西行・宗鑑・芭蕉)

歌聖・俳祖・俳聖の一夜庵鼎談 宗鑑「奇しき縁あってこの度、歌聖と俳聖を相迎え、拙庵で一座をもうけることになりました。創庵以来の祥事であります」 芭蕉「何と言っても我が師季吟先生がこの一夜庵再興に勧進したこと、献句の短冊も届けていること、深き…

3月17日誕生日の花と花言葉・歌句

http://item.shopping.c.yimg.jp/i/l/e-flower_1210025 3月17日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます。 (拙句) 草木瓜の隠れ咲くゆえ一目ぼれ 3月17日 【花】 クサボケ・シドミ(バラ科) 【花言葉】 一目ぼれ 【短歌】願わくば今…

無常を真に悟れば絶対の上位に立てる(仏陀)

インド哲学者…中村元 平成11年に亡くなったインド哲学者・中村元は、洋の東西を超えた人類共通の普遍思想の研究者でもあった。本日はブッダの人と思想を語ったシリーズのセレクション第6回。ブッダが理想の境地とした解脱とは、どのようなものだったのか、…

短歌 年間大賞の歌はこれ

花なんか飼わない人が花を買う駄目犬だったあいつのために

3月16日誕生日の花と花言葉・歌句

3月16日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 高貴とは心に深く蔵すもの 雅舟 3月16日 【花】ハルリンドウ(リンドウ科) 【花言葉】 高貴 【短歌】晴れる日を今日と待ちいしハルリンドウ自分を自分ではげまして咲く 鳥海昭…

芭蕉の門人支考を歓待した平田兄弟

平田邸(観音寺市大野原町)で各務支考を泊めて歓待、演芸会・句会を主催した 春水(正清)・春少(正根)の二兄弟の遺句と墓碑 平田家の先祖代々の墓所 辻の町木屋分家、平田正根(春少) 正澄八男 寿福院休山日在 ★平田正清の春水亭において各務支考をもてなし、…

3月15日誕生日の花と花言葉・歌句

3月15日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 聞き上手喇叭水仙敬へり 雅舟 3月15日 【花】ラッパズイセン(ヒガンバナ科) 【花言葉】 尊敬 【短歌】みーんながこっちを向いてるね幼児が言うラッパズイセン 鳥海昭子 「全…