剣持歳時記・春

独り遍路

何祈る遍路なるかな霾る中 古義軒

つつじ寺

遍路にはまず出で立ちを大切に

みとよ平野の長閑さよ

時は春 三豊平野の 長閑さよ 澄人

「牡丹寺」薬王寺のボタン

三豊市山本町薬王寺「牡丹寺」 人まばら平日牡丹寺は佳し

小学生佳舟春の10句

三十数年前の小学生佳舟の俳句10句 小学時代に10000句作りました。 木もれ日や所どころに深くさす 小四 佳舟 なの花が大根の花としゃべってる 小四 佳舟 くく立ちやよみがえるごとくなにもかも 小五 佳舟 海鳴りといっしょに去った春の雲 小六 佳舟

色々の躑躅花芯

うっとりと見蕩れて帰途は途切れたり 夕映えの光の中の躑躅色 雅舟

仏を信ず麦の穂の青き真実

裸麦見ること稀にけふ見たり 仏を信ず 麦の穂の青き真実 荻原井泉水 句碑 〔所在地〕 小豆島 土庄町渕崎 本覚寺境内 渕崎に住んでいた素封家井上一二を頼ってきた自由律俳人荻原井泉水の句碑。数十年前建立されて以来行ったことはなかったが、昨日久しぶりに…

水辺の浜大根の花

香川県観音寺市柞田町三豊干拓地遊水池

黒揚羽蝶を採る

黒揚羽捉えてみればこんな蝶

耀く春の花

その花この花名も知らねど この花をあの花を見ればいつのまにか辛く哀しいことも忘れる

花びら曼陀羅絵図

散る花も散らない桜も散る桜 清明桜も散ってゆくなり ❀この世の花びら曼陀羅図の最高傑作 琴弾公園・全国さくら名所100選

落ち椿散りし桜の絵図ゆかし

椿は落ち 桜は散ると 誰が決めし 散る落ちる花に差別はなきものを

リラ(ライラック)明かり

誕生花25日のリラ明かり 雅舟

大島桜もともと白なのに

白のはず大島桜紅に変色していて少しがっかり

中国娘との出会い

天下の名園琴弾公園にて 今日のふとした出逢い 中国娘 ところが 願ったりかなったり 中国の娘さん現れる 一瞬の夢の如くに また元の静けさに返りました 彼女のスマホにはこんなツツジが撮られていたでしょう

芭蕉の山吹4句

芭蕉の山吹句「ほろほろと」ほか4句

豊浜海浜植物の春景

指定保護そんなものではない自然のままの豊浜万歳

「花吹雪」名句選

澄む水にみよしうごきて花吹雪 飯田蛇笏 現し世と黄泉の境の花吹雪 桂信子 生涯の友等も老いぬ花吹雪 殿村莵絲子 病棟の廊下吹き抜け花吹雪 草間時彦 眼の上に眉がありけり花吹雪 桂信子 空をゆく一かたまりの花吹雪 高野素十 花のなき視野にとゞきて花吹雪…

特急しおかぜレタス畑を疾走

讃岐野のレタス畑を疾走す 特急潮風春風切って 特産レタス京阪神へ

櫻満開

日当れば桜色とて愛でたくになる

君が代さざれ石花吹雪

紅白八重櫻

大野原八幡神社八重櫻 一木に紅白接ぎ木八重櫻

多彩!チューリップ

大野原 チューリップ畑 春爛漫 雅子

不動の滝桜

不動滝まだ先にあり花散らず

ほのかなるさくら色

ほのかなるさくら色とはこのことか

赤い椿白い椿と落ちにけり

赤白の重なることのない椿 赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐

紅白の桜に圧倒される。

染井吉野ばかりの中に大島桜 清新にして静謐がいい

桜花名句

『昭和の名句集』より「桜花」 5人10句 三井寺の花見る船や湖の上 長谷川かな女 花一ㇳ日仏事に坐して尊とけれ 〃 夜桜や水田の月をみぎひだり 水原秋桜子 夜桜や外科病院の長廊下 〃 花の雲かくれつ見えつ行手かな 阿波野青畝 道に敷く花ふぶきとはなりにけ…

花曇琴弾公園にて

松韻を琴と聴きなす公園名 桜の名所百選となる 咲き初むる躑躅や食指動きけり 雅舟

花大根に逢ひて

3月30日の誕生花 花言葉「適応力」 遠ざかる人まだ見えて花大根 高田正子 見放され故にたくまし花大根 剣持雅俊