2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧
536 三百年夢の一夜のしぐれかな 風楼
5月20日 早苗塚まつりにみとよ万葉講座の仲間24名が参加しました。 句碑 早苗とる手もとやむかししのぶ摺 芭蕉 昼月は淡し楝の花よりも 上杉苳子 早苗取る如くに畑の楝引く 瀧本君代 栴檀のうす紫に鷺集ふ 〃 早苗塚常盤露草添ふごとく 〃 卯月ぐもり友…
◆剣持古典講座案内◆ 【みとよ万葉講座】 毎月第3日曜 9時30分~11時30分 観音寺市働く婦人の家第一講義室 10年目 (受講生約40名) 【みとよ源氏物語講座】毎月第4火曜 9時30分~11時30分 観音寺市働く婦人の家第一講義室 2年目 (受講生約25名) 【大野原古典…
雛罌粟をアマポーラと低く唄い出し 虞美人草としっとりと文にしたため ポピーと明るく軽く踊ってみたい君 そんな君に逢いたい今日ヒナゲシの日
本年度文化財保護協会の総会に多くの方々がご出席いただきありがとうございます。会員の皆様におかれては、本会の活動に常日頃何かとご協力ご支援いただき、感謝しております。 現在会員数は300名少しきっておりますが、今年新たに加入された新会員も例年よ…
~宗鑑自筆本「百萬」は貴重~ 母「百萬」は生き別れた子を狂女となって捜し求める。ある日、京都嵯峨清涼寺の大念仏に詣でる。そこで念仏を唱え、我が子との再会を祈って、法楽の舞(女曲舞師)を舞う。その場に百萬の捜し求めていた我が子が偶然居合わせてい…
中世讃岐の寺社ほとんどすべてを焼打ちにした文化財破壊張本人・長宗我部元親。 その恨みは千載に続くもの。語るも聞くも忌まわしい。 「…二十余坊に余る塔頭が建ち並び、壮観だった。 この名刹にも 天正の兵火はおよぶ。長宗我部元親が讃岐に攻め入って寺…
初めてマテ貝を採りました。その採り方は多くの方がご存じのように、「目」に塩を入れると、躍び出てくるのをタイミングよく手でつかむのですね。 昔は遠浅の砂浜にたくさんのハマグリ(蛤)が獲れましたが、今はまれにしか手にか かりません。 (瀬戸内海、香…
源氏物語〈第一部〉 光源氏が女人と交わした相聞 ①藤壺 見てもまたあふよまれなる夢のうちにやがてまれなるわが身ともがな(光源氏) 世がたりに人や伝へんたぐひなくうき身を醒めぬ夢になしても (藤壺) ②若紫 ねは見ねどあはれとぞ思ふ武蔵野の露分けわぶる草…
535 夏鵆そを美ちこす塩の山 正敬
534 一夜庵にて 其昔ゆかしき庵や松に月 松琴
533 常夏の雪や我を折有明浜 宗珠
『文藝春秋』平成18年特別版8月臨時増刊号に「代表的日本人100人を選ぶ」という特別企画があった。1908年の内村鑑三「代表的日本人」に範をとったものだが、そこでは「わが国民の長所を外の世界に知らせる」ために、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江…
校歌・校旗があるように、校樹がある。母校観一112年の年輪のある樟樹。 樟若葉相次いで今花盛り
大正2年発行の北原白秋歌集『桐の花』(復刻版)をお贈りします。 桐の花 北原白秋の歌集 1913年(大正2)刊 定價金壱圓 日本の伝統的形式の 短歌に、都会的・西洋的な近代的詩情を導入、新鮮な美しさを示す白秋の第一歌集 本歌集冒頭の序詞を小生の手書きに…
532 泉くに濃煙藻塩の山は果つとても烟とのみや雲雀たつらむ 日向佐土原実尊
531 ・さとな一月の有明浜遊び 日州佐土原・・
530 題琴弾山 讃州第一琴弾山 昭處聴聲意味深 白雪場寿徴外曲 伯牙通去少知音
鮎川信夫と『新領土』 中井晨著(春風社刊) 戦前のモダニズム詩の拠点『新領土』(昭和12年創刊)と読者・同人だった鮎川信夫を中心に同誌の全バックナンバー、書簡や日記、新聞、官報など膨大な資料を精査し、戦争をくぐり抜けた国内外の詩人たちの実像を浮き…
嵐の「明石」冒頭部分の朗読テープを聴き、原文を読み取り、解釈をします。 なほ雨風やまず、雷鳴り静まらで、日ごろになりぬ。いとどものわびしきこと、数知らず、来し方行く先、悲しき御ありさまに、心強うしもえ思しなさず、「いかにせまし。かかりとて…
連歌集『水無瀬三吟百韻』 一巻。 宗祇 ( そうぎ ) ・ 肖柏 ( しょうはく ) ・ 宗長 ( そうちょう ) 作。長享二年(1488)成立。 後鳥羽院の離宮であった水無瀬宮に奉納した百韻が収められている。格調高く、連歌史上もっとも優れた作品と評価されて…
吾亦紅 しづかに花となりにけり 日下野由季 この静謐さ。もって掬すべき句境。 昭和52年東京生まれ。 「海」(高橋悦男主宰)所属。 早稲田大学俳句研究会所出身。 海賞、世田谷文学賞を受賞している。
口中に一粒の葡萄を潰したりすなはちわが目ふと暗きかも 葛原妙子 ☆この深遠なる歌境を瞑して味わうべきか。
529 あゝをしや月に無住の一夜庵 青巌
『宗長日記』宗祇の高弟でその旅に多くつき従い,自らも高齢に至るまで旅に明け旅に暮れた宗長(1448~1532)の『手記上・下』と『日記』が収められている。 都の文化を地方へ伝えながら戦国乱世を渡り歩いたこの連歌師の日記・紀行文には,芭蕉などの泰平の…
宗鑑直筆の判断は、【くねり】【大小自在】【おおらか】 (1)「を」の起筆が大きい。下から右上がり。 (2)「お」の起筆が小さい。 (3)「れ」「わ」の巻き方が似て、区別しにくい。 (3)「夜」の縦棒が直線 【用字の自在】…変幻自在・流暢闊達を楽しむ。
528 笠ぬぐも昼寝がはりや一夜庵 間拙
527 一夜庵物けり夢は一夜庵 日州高・道作
526 月は一つ影三千砂界灘 日州佐土原寶員