2016-05-22から1日間の記事一覧

万葉の花「あふち」

妹が見し楝(あふち)の花は散りぬべしわが泣く涙いまだ干なくに (栴檀) 大伴旅人の妻の死に対し山上憶良が贈った追悼歌(巻5-794)の長歌の後の反歌

神社門柱万葉歌

香川県三豊市山本町菅生神社門柱左右に『万葉集』歌一首ずつが刻まれている。 たらちねの母に障らばいたづらに汝も吾も事成すべしや (巻11ー2517 作者未詳) 中臣の太祝詞を言ひ祓へ贖ふ命も誰が為に汝(巻17-4031 大伴宿祢家持)

招き扶けの松

観音寺市粟井町の徳賢寺境内には、扶け松があり、それを詠った中井虎男先生(旧制三豊中学校数学教師・俳号無長)の歌が碑に刻まれている。 先々代住職合田卓見と先生に親交があって、この歌が献じられたとのこと。 手をのべて 招き扶けの 松あれば 悦びつれ…

植え田の雰囲気を伝える

植えたばかりの水田の田舎の雰囲気は昔も今も変わらずにいい 田植えする苦労も知らぬ現代の子供も親も昔を偲べ

森川義信詩碑とツツジ

戦没詩人【森川義信】 筑摩書房の高等学校用『現代文』教科書に載せられている。先輩をこの教科書で学習し、教えることに誇りを感じている。教科書準拠『演習国語Ⅱ』では、森川義信の代表作「勾配」が載せられている。 勾 配 森川義信 非望のきはみ 非望の…

鶏小屋のニワトリ

飢えることなく餌を与えられ閉じ込められてこれでもいいのか 人様に卵提供するための機械となって今日も生きてます

道一筋とは?

★あなたのモットーとする一語は? 和、誠、敬……( ) 以和為貴 無忤為宗 聖徳太子「十七条憲法」 「以和為貴、無忤為宗(和を以て貴しと為し、忤(さから)う無きを宗(むね)と為せ)」 ●中井先生の言う「道一筋」とは? 【誠】 【和】 誠者天之道也 誠之者人之…

日本最古の和歌

① 出雲八重垣 『古事記』 夜久毛多都 伊豆毛夜幣賀岐 都麻碁尾爾 (やくもたつ いづもやへがき つまごみに ) 夜幣賀岐都久流 曾能夜 幣賀岐袁読下 (やへがきつくる そのやへがきを) ② 『万葉集』 高橋虫麿の短歌 [題詞]四年壬申藤原宇合卿遣西海道節度使之時…

芭蕉を移す詞

『芭蕉を移す詞』 「菊は東雛に栄え、竹は北窓の君となる。牡丹は紅白の是非にありて、世塵にけがさる。荷葉は平地に立たず、水清からざれば花咲かず。いづれの年にや、住みかをこの境に移す時、芭蕉一本を植う。風土芭蕉の心にやかなひけむ、数株の茎を備…

中井虎男先生筆格言抄

① 新昌閑居し、楊郎中兄弟を招く (七言律詩の四・五句) 白居易 但有雙松當砌下 (但双の松砌の下に当るあり) 更無一事到心中 (更に一事心の中に到る無し) ② 皇風・六合 明徳輝八紘 ③ 百姓昭明、協和万邦 伝説の王堯を讃えた文。 九族既睦 九族既に睦みて 平…

5月22日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます

5月22日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)実カンより花の甘美さ香ばしさ 雅舟 【花】 ミカン(ミカン科) 【花言葉】 親愛 【短歌】 こんなにも小さく白く咲くものよミカンの花よ親しく愛し 鳥海昭子 こんなに小さくて白いか…