2012-03-29から1日間の記事一覧

短冊452

452 上け灯ろう月のうこかん塩の山 日向佐土原谷口氏重吉

源氏物語「須磨」の巻

四月の源氏物語講座は「須磨」の巻 「須磨」のあらすじ 朧月夜との仲が発覚し、追いつめられた光源氏は後見する東宮に累が及ばないよう、自ら須磨への退去を決意する。左大臣家家を始めとする親しい人々や藤壺に暇乞いをし、東宮や女君たちには別れの文を送…

難解な早苗塚玉垣句

早苗とる手もとやむかし志のぶ摺 はせを 観音寺市琴弾八幡宮に建つ芭蕉の「早苗塚」その玉垣奉納句は至難。 天保11年(1840)再修されたもので、以来約170年が経過している。 芭蕉を敬慕する30人の30句が刻まれているが、磨滅して読み取りにくい。 なんとか読…

持統天皇、土徳の君

吉野裕子全集7巻「大嘗会・持統天皇」の紹介 天皇即位に密着した日本最大の祭り「大嘗祭」の数々の謎の解明と、自らの皇位継承と政権安定のために呪術の限りを尽くした女帝をめぐる推理したのが本書。 古代中国において王朝交替の原理とされる「五徳終始説…