2012-12-09から1日間の記事一覧

塔和子さんの名詩「胸の泉に」

胸の泉に 塔 和子 かかわらなければ この愛しさを知るすべはなかった この親しさは湧かなかった この大らかな依存の安らいは得られなかった この甘い思いや さびしい思いも知らなかった 人はかかわることからさまざまな思いを知る 子は親とかかわり 親は子と…

年の暮、年始の古歌

恒例「迎春・年賀の万葉」に加え、今年は年末年始の古歌(万葉・古今・新古今)のいくつかを教材にする予定である。 万葉集から【賀状に添える歌】の紹介 新しき年の初めに豊の年しるすとならし雪の降れるは(巻十七・3925)葛井諸会 あしひきの山の木末のほよ…

今月の古典講座は源氏物語「朝顔」を読む

朝 顔 『源氏物語』五十四帖の巻名。第20帖。巻名は光源氏と朝顔の歌「見しおりのつゆわすられぬ朝顔の花のさかりは過ぎやしぬらん」「秋はてて露のまがきにむすぼほれあるかなきかにうつる朝顔」による。朝顔が「槿(むくげ)」の古称でもあることから「槿(…

12月9日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

12月9日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) ナルキッソスよりも崇高水仙花 雅舟 12月9日 【花】スイセン(ヒガンバナ科) 【花言葉】自己愛 崇高 【短歌】スイセンはきょうだい仲良く咲いている少しおませに少女が言えり 鳥…