#春
躑躅時季過ぎて常磐露草へ公園は夏深まりてゆく 雅澄
思いがけず美景に接すを至福という 花を造ったのは誰か?
名を知らぬ知るは別にしてただ嬉し
「薔薇の木に薔薇の花咲く」 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク ナニゴトノ不思議ナケレド 照リ極マレド木ヨリコボルル 光リコボルル 北原白秋 『白金ノ独楽』 より
供華したとて死者喜ぶとは限らねど気休めとして手向けしている ~染川霊園にて皐月~
雛罌粟や尽きせぬ神秘いかにせむ
薔薇の色平凡なれど赤黄白並べ植えした花好きの家
その花の名は知らねども ほんのりと紅色滲む 色合いぞ佳き
花から花へ自在に飛べる蝶妬し 雅舟 どの花にすがりつくかむか青蛙
大和撫子(河原撫子)とは違って (良否別にして) 唐撫子はカラフルでそれなりにいいではありませんか
野菜の大根が野生化されて自然に育っている「浜大根」
ハマボウフウ(浜防風、学名:Glehnia littoralis) 被子植物のセリ科ハマボウフウ属の一種。 海岸の砂地に自生する、海岸性の多年草。 山菜として食用にするほか、漢方薬・民間療法薬として利用される。八百屋防風と呼ばれることもある 食べられる若菜の時…
娘の祖母が嫁して来た豊浜、娘の母が嫁して行った豊浜 その浜辺に浜昼顔が今咲き盛っています。
誰々も 平々凡々 躑躅哉 朝露や身に覚えなき噂花 澄人 花芯に虻埋没の陶酔境 雅人 平凡に咲いて凋んで朽ち果てむ 古義軒
讃岐から伊予へ電車を送る花
立てば芍薬 坐れば牡丹 歩く姿は百合の花
夏椿あなたの芯に吸われたい あなたとはすぐ別れゆく気配立つ 虚空よりあなた見るだけそれでいい
何祈る遍路なるかな霾る中 古義軒
花あれば絶望の淵から立ち昇れる
満天星に隠りし母をいつ見むや 石田波郷 実も名もドウダンツツジに如くものなし 小学生の句?
待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ 今宵は月も 出ぬそうな 夢二 只今今宵九時 卯月十日の月 ご覧じあれ 正式名称「オオマチヨイグサ」 1912年6月1日付の雑誌「少女」には、次のような『宵待草』の原詩が掲載された。 遣る瀬ない釣り鐘草の夕の歌…
遍路にはまず出で立ちを大切に
七花七色 人もかくあれ
時は春 三豊平野の 長閑さよ 澄人
三豊市山本町薬王寺「牡丹寺」 人まばら平日牡丹寺は佳し
三十数年前の小学生佳舟の俳句10句 小学時代に10000句作りました。 木もれ日や所どころに深くさす 小四 佳舟 なの花が大根の花としゃべってる 小四 佳舟 くく立ちやよみがえるごとくなにもかも 小五 佳舟 海鳴りといっしょに去った春の雲 小六 佳舟
早朝の花見れば病むことなき如し 雅子 藤の房畳の上に届かざり 澄子