遅ればせながら白梅


     我が庭の白梅咲けり有名な万葉歌人でもない家に
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      『万葉集』に詠まれている梅はすべて白梅。
392: ぬばたまのその夜の梅をた忘れて折らず来にけり思ひしものを
398: 妹が家に咲きたる梅のいつもいつもなりなむ時に事は定めむ
399: 妹が家に咲きたる花の梅の花実にしなりなばかもかくもせむ
400: 梅の花咲きて散りぬと人は言へど我が標結ひし枝にあらめやも
453: 我妹子が植ゑし梅の木見るごとに心咽せつつ涙し流る
786: 春の雨はいやしき降るに梅の花いまだ咲かなくいと若みかも
788: うら若み花咲きかたき梅を植ゑて人の言繁み思ひぞ我がする
792: 春雨を待つとにしあらし我がやどの若木の梅もいまだふふめり
815: 正月立ち春の来らばかくしこそ梅を招きつつ楽しき終へめ
816: 梅の花今咲けるごと散り過ぎず我が家の園にありこせぬかも