今月の源氏物語講座は「御法(みのり)」の巻

 御法」(みのり)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第40帖。巻名は、紫の上が花 散里に詠んだ和歌「絶えぬべき御法ながらぞ頼まるる世々にと結ぶ中の契りを」に因む。 女主人公紫の上の死は、この物語の大きな転換点。次巻では主人公源氏も亡くなっていく。
 
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    国宝「源氏物語絵巻」御法の段 詞書第一紙            
みのり        
中宮はまいりなむとあるをいま      
しはしもご覧せよときこえま        
ほしくおほせとさかしきやにも       
ありうちの御つかひのひまなきも     
わつらはしけれはさもえきこえた