2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

高橋和巳の先祖を守りて

高橋和巳は大阪の今宮中学時代、空襲で焼け出され、父母の郷里香川に疎開して、三中二年生のとき終戦を迎えた。その時の体験は作品には形象化されていない。むしろ、他の素材を借りて、国家社会に背を向けて己が理想に生きる「志の文学」として昇華される。…

万葉の花「屁糞蔓」

そうきょうに這ひおほとれる屎葛絶ゆることなく宮仕へせむ (巻16ー3855) 高宮王 屁糞葛(ヘクソカズラ) さう莢尓 延於保登礼流 屎葛 絶事無 宮将為 ★そう莢(きょう)に絡みつき生い茂っている屎葛(くそかずら)のように、粘り強く元気に何時までも宮仕えをし…

万葉の撫子

撮れたてのナデシコの花 (一番下の写真は浜撫子。その上の5枚が河原撫子(万葉のナデシコ) 万葉集26首に詠まれている「なでしこ(撫子)」は、現在名カワラナデシコである。 夏から秋にかけて咲く、秋の七草の一つ。春から夏にかけて咲くヤマトナデシコ…

7月18日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

7月18日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)かの君の心透けゐる透百合 雅舟 7月18日 【花】 スカシユリ(ユリ科) 【花言葉】 注目をあびる 【短歌】スカシユリかかえる人をふりかえる彼もふりむき会釈をしたり 鳥海昭子 …

7月17日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

7月17日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)紀州への憬れ今もハマオモト 雅舟 7月17日 【花】ハマオモト(ハマユウ)(ヒガンバナ科) 【花言葉】どこか遠くへ 汚れがない 【短歌】夕暮れを香り立ちたるハマユウにそそのか…

minminさんハイビスカス三句+献歌

仏桑花寄せては返す波の音 蜑の家ハイビスカスの花明かり 仏桑花落ちて海原荒れにけり 身にたとへ憂きことあれど情炎を裡に燃やして生かまほしけれ 讃岐國飯依比古

minminさんハイビスカス三句+献歌

仏桑花寄せては返す波の音 蜑の家ハイビスカスの花明かり 仏桑花落ちて海原荒れにけり 身にたとへ憂きことあれど情炎を裡に燃やして生かまほしけれ 讃岐國飯依比古

職場連句

かつての日楽しみし職場連句「歌仙」

7月16日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

7月16日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)何かまた生れてきます献身は 雅舟 7月16日 【花】トキソウ(ラン科) 【花言葉】献身 【短歌】 高原の花屋にありし朱鷺草の鉢なつかしく想うことあり 鳥海昭子 淡紅紫色の花色が…

伊吹島案内二

伊吹島案内一

アントニオ猪木チャリティ案内

観音寺クラシック演奏会案内

観音寺グランド朗読会案内

観音寺定期演奏会案内

7月15日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

7月15日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)ときめきの今日のひと日は合歓と共に 雅舟 【花】ネムノキ(マメ科) 【花言葉】歓喜 胸のときめき 【短歌】高野山裏山道をくだりしは合歓の葉ねむる頃合なりき 鳥海昭子 日暮れと…

この蝶の名を教えてください。

夏蝶の我が園深く迷ひこむ

7月14日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

7月14日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)人前にすっくと立てる涼しさよ 雅舟 7月14日 【花】チダケサシ(ユキノシタ科) 【花言葉】まっすぐな性格 【短歌】チダケサシすっくと立ちていたりけり何とはなくて信じたくな…

忘れ草をあなたに

万葉の「忘れ草」は現在の「萱草」と見なされている。 我がやどは 甍しだ草 生ひたれど 恋忘れ草 見るにいまだ生ひず (巻11-2475) 柿本人麻呂歌集 忘れ草 我が紐に付く 香具山の 古りにし里を 忘れむがため (巻3-334) 大伴旅人 忘れ草 垣もしみみに 植ゑた…

人麿挽歌 沙弥島

玉藻よし讃岐の国は 国からか見れども飽かぬ 神からかここだ貴き 天地日月とともに 足りゆかむ★【神の御面】と 継ぎ来たる中の水門ゆ 船浮けてわが漕ぎ来れば 時つ風雲居に吹くに 沖見ればとゐ浪立ち 辺見れば白浪さわく 鯨魚取り海をかしこみ 行く船の楫引…

7月13日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

7月13日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)やわらかなモールのおもひ唐糸草 雅舟 7月13日 【花】カライトソウ(バラ科) 【花言葉】深い思い 【短歌】口数の少ない人が唐突に唐糸草が好きだと言いき 鳥海昭子 カライトソ…

四葩(よひら)

四葩(よひら)=紫陽花 八仙花の別称。花弁が四枚であることから。「葩」は、本来、音読み「ハ」で、葩卉「ハキ」。訓読み「はな」 6/15 誕生日の花 アジサイ 四姉妹嫁してしまひし四葩かな 雅舟

瀬戸の夕陽

四国香川県西部より、中国尾道方面に沈む夕陽 (2012年7月12日18時30分頃)

本日の万葉講座

13年目になる公民館での教養万葉講座、本日は以下のような内容でした。 岡本三千代【プロフィール】 甲南女子大学文学部国文学科卒業。在学中に文化功労者である故犬養孝氏に師事、万葉集を学ぶ。その後「万葉の道」の著者、扇野聖史氏の出会いがきっかけと…

7月12日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

7月12日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)矢車草贅を極むるハッピネス 雅舟 7月12日 【花】 ヤグルマソウ(ユキノシタ科) 【花言葉】 優雅な幸福 【短歌】山深く入り行きたる若き日のヤグルマソウがまなうらにあり 鳥海…

7月11日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

7月11日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)沖縄よハイビスカスよ血の島よ 雅舟 7月11日 【花】 ブッソウゲ(ハイビスカス)(アオイ科) 【花言葉】 常に新しい美 【短歌】 さわやかにハイビスカスの咲きいたる遠い記憶の…

歌作りには、この感覚

眼力けだし敢なし夕顔の色見さだめむ睫毛觸りたり 北原白秋

7月10日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

7月10日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)下野の花と人との恋しけれ 雅舟 7月10日 【花】シモツケソウ(バラ科) 【花言葉】ひそかな恋 自由 【短歌】ひっそりと袋小路の昼さがりシモツケソウの花咲きいたり 鳥海昭子 バ…

minminさん昼顔三句+献句

昼顔や巨船の残す高き波 昼顔や引込み線のレール錆び 昼顔の蔓這ひ登る崖の道 ふるさとの母の御魂かサフランは 雅舟 讃岐野に果てし母なりサフランは 〃 サフランはははそはの母の魂か 〃 (夏水仙かもしれませんが、ここではサフランと詠んでみました)

7月9日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

7月9日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)沈潜をモットーにして花擬宝珠 雅舟 7月9日 【花】ギボウシ(ユリ科) 【花言葉】静かな人 沈静 【短歌】ギボウシの花の一つにもぐりたる蜂がかすかに音をたてるなり 鳥海昭子 リ科…