連翹の俳句

   有名俳人の「連翹」句
 
 連翹や黄母衣の衆の屋敷町      炭 太祇 
 連翹に一閑張の机かな         正岡子規  
 連翹に見えて居るなり隠れんぼ     高浜虚子
 連翹のまぶしき春のうれひかな    久保田万太郎
 行き過ぎて尚連翹の花明かり     中村汀女
 連翹の奥や碁を打つ石の音         夏目漱石
  連翹の縄をほどけば八方に       山口青邨
 連翹や真間の里びと垣を結はず     水原秋桜子
  連翹の一枝づつの花ざかり       星野立子
  連翹の一枝走る松の中       阿部みどり女
  連翹や歳月我にうつつなし     角川源義
  連翹に月のほのめくまがきかな   日野草城
  原爆跡涙のごとし連翹も      森 澄雄
  れんぎょうに巨鯨の影の月日かな  金子兜太
  連翹の枝さしかはす別れかな    川崎展宏
  連翹や昨日は雨に魞挿して     藤田湘子
 
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