2013-03-26 連翹の俳句 剣持歳時記・春 #春 有名俳人の「連翹」句 連翹や黄母衣の衆の屋敷町 炭 太祇 連翹に一閑張の机かな 正岡子規 連翹に見えて居るなり隠れんぼ 高浜虚子 連翹のまぶしき春のうれひかな 久保田万太郎 行き過ぎて尚連翹の花明かり 中村汀女 連翹の奥や碁を打つ石の音 夏目漱石 連翹の縄をほどけば八方に 山口青邨 連翹や真間の里びと垣を結はず 水原秋桜子 連翹の一枝づつの花ざかり 星野立子 連翹の一枝走る松の中 阿部みどり女 連翹や歳月我にうつつなし 角川源義 連翹に月のほのめくまがきかな 日野草城 原爆跡涙のごとし連翹も 森 澄雄 れんぎょうに巨鯨の影の月日かな 金子兜太 連翹の枝さしかはす別れかな 川崎展宏 連翹や昨日は雨に魞挿して 藤田湘子