もうすぐ鶏鳴…万葉の歌

       
     鶏を詠んだ万葉歌  「庭つ鳥」 「鶏とり・かけ」 枕詞「鳥が鳴く」

1413 庭つ鳥鶏の垂り尾の乱れ尾の長き心も思ほえぬかも
1807 鶏が鳴く東の国に古へにありけることと…
2021 遠妻と手枕交へて寝たる夜は鶏がねな鳴き明けば明けぬとも
2800 暁と鶏は鳴くなりよしゑやしひとり寝る夜は明けば明けぬとも
2803 里中に鳴くなる鶏の呼び立てていたくは泣かぬ隠り妻はも
3094 物思ふと寐ねず起きたる朝明にはわびて鳴くなり庭つ鳥さへ
3194 息の緒に我が思ふ君は鶏が鳴く東の坂を今日か越ゆらむ
4131  鶏が鳴く東をさしてふさへしに行かむと思へどよしもさねなし
4233  うち羽振き鶏は鳴くともかくばかり降り敷く雪に君いまさめやも
4234  鳴く鶏はいやしき鳴けど降る雪の千重に積めこそ我が立ちかてね
4333  鶏が鳴く東壮士の妻別れ悲しくありけむ年の緒長み

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