人には物を貸さない、借りない。


 今日一日、てんやわんやの大騒ぎ。
 くれたのかと思っていた資料を返せという。
 コピーなど自分は人に必ず上げる。返してもらわない。
 その人は何も言わなかったから、返さなくていいと思っていた。
 DVDだ。そんなものは唯くれろと言いたい。
 家の中を探すのに小一日かかった。
 大事な物と思えば、重要書類箱に入れておくのに。
 
 借りたのではないのに、返せと言うのだからひどい。
 長年生きて来て、こんな目に合ったことはほとんどない。
 それが、今しがた、ひょんなところ、割と分かりやすい所に
 ちゃんと、~何げなく~置かれていてほっとした。
 行方不明の子どもが近くに居てくれた感じか。

 なんか拍子抜けして、人生もっと緊張感、いらいらで生きていく、
 それが本来の人生で、拍子抜けしてぽ~っとしている。
 しかし、桎梏から解放されて、
 大きな窓から涼しい風が入ってくる。