郷土文学

俳人南浩二墓碑

竹広 登 平成5年12月7日寂 享年83歳 墓碑は大野原生木地蔵の南西 医師・俳人(俳号、南浩二) 句碑は萩の丘 村静か青田に雨の降るばかり 浩二 歌碑は一方宮 安らけくうまし子たべと祈るなり木花開耶姫あがめつつ

琴弾学習「一夜庵」訪問

◎ 宗鑑「一夜庵」について、次の問いに答えてください。 一 宗鑑はどんな人ですか ①歌人 ②俳人 ③詩人 二 生きていた時代 ①平安時代 ②鎌倉時代 ③室町時代 三 宗鑑の行年 ①六九歳 ②七九歳 ③八九歳 四 一夜庵のいわれの歌 上は立ち 中は日暮らし 下は夜まで ( )…

讃岐『鍬の戦士』

昭和48年に自費出版した『鍬の戦士』(香川県送出満蒙開拓青少年義勇軍中隊誌) 戦時には憂国の志士と煽てられ 侵略の汚名着せられし戦後 愚息詠

明治讃岐の俳人 平田風石の句碑

(代表句) しら雲の したに雲おく しぐれかな 風石 (辞世句) 葉がくれにひらくおとある蓮の花 風石

山口誓子「佛足石」句

風の碑72仏足石句 観音寺市八幡町興昌寺境内 佛足の法輪の上花楓 山口誓子 足弱の遍路佛足石を撫づ 中塚久恵

観音寺市に縁のある俳人20人

観音寺市につながる古今の俳人20人 ① 山崎宗鑑(寛正六年~天文二二年) 俳諧の祖、一夜庵は終焉の地興昌寺 かし夜着の袖をや霜に橋姫御 最古の俳句(本歌取り) ② 松尾芭蕉(正保元年~元禄七年) 早苗とる手もとやむかし志のぶ摺 奥の細道旅の途次発句を早苗塚に…

楓もみじ

四国88ヶ所一山二霊場・68番神恵院・69番観音寺 境内楓紅葉 〈香川県〉 お遍路のこころの癒し紅葉映え 雅舟

『暗夜行路』にも出て来る香川県多度津

志賀直哉の『暗夜行路』にも登場する港町多度津。時任健作が金毘羅参りに行く途中、ここにも立ち寄る部分がある。多度津から琴平まで電車が通じていた。

空海真言密教のエッセンス

観音寺文学散歩

香川県観音寺市 琴弾公園文学散歩 ご案内 ①早苗塚スタート(琴弾公園石の鳥居南) ②木の鳥居(石段参道途中) ③遍路みちしるべ(石段山頂近く) ④弓張月(琴弾八幡宮本宮南) 琴弾八幡宮と『椿説弓張月』の謂われ 江戸時代の読本作家、滝沢馬琴の書いた「椿説弓張月…

琴弾文学散歩(Aコース)

観音寺市 琴弾文学散歩 Aコース(一時間半) ① 早苗塚(芭蕉句碑) 早苗とる手もとやむかししのぶ摺り はせを ②源平屋島合戦「木の鳥居」 ③遍路道しるべ(追悼歌碑・紙碑) ④弓張月(滝沢馬琴) 馬馬琴んき ⑤高橋藍川詩碑 ⑥堀野林治歌碑(宮中歌会入選句) ひうちなだ…

瀬戸内ウミネコ讃歌

燧灘 ここ瀬戸内の真中の 浜に留まる 海猫千羽 ネ、ウミネコ こっち向いて ひとめぼれした 八月の浜辺 ニャオー 海猫絶唱 海猫もカモメ鳥なり 飛翔して遠く行かねど ここに留まる

戦争未亡人の遺歌

野口信子 遺歌 野の末の寒林渡り行く鳥を畦に 畦に憩ひ見るそのしろがねを 蓬萌え春の鳥啼くひねもすを ことわり忘れ麦の中打つ 淋しさに克ち居る我を傲りしに あらずやとふと鞭打ちてみる 帰り来る一夜の宿や早行きて 早帰り来と明るく母は もろもろのこと…

信子遺句

信子遺句抄 手向けたるかきつみあかしおろがみて 雨ごもりかきつの花はあるじかな 薔薇さして薔薇生け垣を志し 野帰りの姿そのまま便り読む かまつかに夕明りして便り読む 稲の出来殊更よしと人も言ふ 帰任せし荷に散りかかる花杏 水入れて農婦一日の安堵あ…

合田不二の代表句

【合田不二の代表句】 豊浜墓碑横句碑に ポストまで猫抱いてゆく小春かな 不二 句集『防人』より 吾子あはれ時雨に濡れて背に眠る 冬戎衣着て征く先は北満に 凍傷の指かかえゐてののしられ 名を問へば迎春化とてめでたけれ 防人に暦日知らず乙鳥来る 合田不…

真鍋綾子歌碑

海山のさやけきいぶきまとひつつ ふる里人のいのちかがよふ 綾子 大野原町萩の丘公園遊園地奥 この歌碑は昭和四年五月建立 第二歌集『飛天の花』360首 師事していた木俣修「形成」に所属、解散後の作品を集めている。 第三歌集『砂漠の薔薇』365首 大…

観音寺市内文学碑

〔観音寺市内の文学碑〕 ①【山崎宗鑑句碑】 八幡町興昌寺境内一夜庵東 昭和32年12月建立 貸し夜着の袖をや霜に橋姫御 宗鑑 【句意】貸衣装の夜着の袖を霜に濡らしている(遊女)橋姫さんよ。 【本歌】片敷きの袖をや霜に重ぬらむ月に夜がるる宇治の橋姫…

なんたってオリーブの実

オリーブの実は五線紙に楽譜書く 哀しく別れし島娘唄 雅澄

大平総理の墓碑銘・辞世句

大平 正芳 1910年(明治43年)3月12日生~1980年(昭和55年)6月12日没 享年70歳 日本の大蔵官僚、政治家。位階は正二位。勲等は大勲位。 衆議院議員(11期)、内閣官房長官(第21・22代)外務大臣(第92・93・100・101代) 通商産業大臣(第31代)、大蔵大臣…

『全訳椿説弓張月』

讃岐の「琴引八幡宮」(琴弾八幡宮)を舞台として 為朝の妻白縫が夫の仇武藤太を惨殺するシーン 万葉集(巻1-6)の讃岐で詠まれた軍王の歌も紹介 ◎原作の読本が力作で面白いのは言うまでもないが、 この全訳本は話し手をゴシック体にして非常に読み易くていい試…

前川知事、忘れることはありません。

「永遠の今」 故前川忠夫香川県知事 永遠に慕われ続けるはずの知事 前川さんは香川の誇り

たからだ俳句

三豊市財田町俳句同好会作品 豊中町文化センターに展示されていました。

ふるさとの本然の姿に還れ

ふるさとに同化せよ 都会に住めば 人間を駄目にする 大都会に住めば 人間を全くだめにする エゴイストにしてしまう それが落ちだ 人を跳ね除けても 生きていかなければ トウキョウなんかに住めない トウダイなんかに行けない 愚かな者たちよ 救われ難き縁無…

元禄の俳人露泉

青芝の谷奥深し槌の音 露泉 讃岐笠田長林寺の僧。京阪への俳文『網代笠』(元禄11年)にある。 この時、芭蕉はすでに亡く、門弟智月に会っている。

銭型砂絵

香川県観音寺市 【銭型砂絵・寛永通寶】 光線の関係で少しぼやけています。 銭型砂絵「寛永通宝」を詠んだ詩碑にお賽銭を入れるのは、やめてくださいネ。

芦原すなお生家の立春南天

有明浜近くに芦原さんの生家(今は空家)があります。 立春や京の便りに南天あり 藤村の『落梅集』を浮かべけり 古義庵

四国遍路~高群逸枝

高群 逸枝 1894年(明治27年)1月18日 ~1964年( 昭和39年)6月7日) 日本の詩人・民俗学者・日本の「女性史学」 熊本県下益城郡 豊川村南豊崎(現宇城市)に、小学校校長であった高群勝太郎(嶇泉)の長女として誕生 。

風の碑34高橋和巳のエッセンス

風の碑34高橋和巳のエッセンス 我が心は石に非ず ①高橋和巳 本籍地 観音寺市柞田町甲1257 一括して【志の文学】 『孤立無援の思想』とも自虐化する。 原点に還れば、人は『悲の器』か。 ②大阪大空襲による疎開地・転校先…香川県三豊郡大野原、三豊中学校 汽…

風の碑21『弓張月』関連碑

風の碑21『弓張月』関連碑 1、琴弾山頂 「史跡 弓張月」 曲亭馬琴作『椿説弓張月』(説明版) 2、墓碑 市村家の墓碑群 総持院墓地 きまじめな血筋伝えて寛蔵碑 3、龍鱗舎翁塚 市村文琳の辞世 十王堂山側 いつまでと定めぬ仮の世なりせば常なき風に身はまかせけ…

明日は観中俳句が30句詠まれる。

俳諧の里「一夜庵」で俳句が観中一年生27名い句ずつ29句が詠まれる予定。 この色紙の句は過去詠作の見本である。このくらいのものはできるかナ?