観音寺市に縁のある俳人20人
俳諧の祖、一夜庵は終焉の地興昌寺
かし夜着の袖をや霜に橋姫御 最古の俳句(本歌取り)
② 松尾芭蕉(正保元年~元禄七年)
早苗とる手もとやむかし志のぶ摺 奥の細道旅の途次発句を早苗塚に
旅人と我が名呼ばれん初時雨 市内三ヶ所に句碑あり。
たふとかる涙やそめて散る紅葉 高尾観音に句碑あり。
③ 各務支考(寛文五年~享保一六年)
ありあけの浜や昼がほ咲きながら 讃岐への旅の途次立ち寄る。
④ 与謝蕪村(享保元年~天明三年)
宗鑑に葛水賜ふ大臣かな 大坂での空想句
⑤ 小林一茶(宝暦一三年~文政一〇年)
元日やさらに旅宿とおもほへず 伊予への旅の途次、専念寺に泊まって
⑥ 藤村今是(寛政九年~安政二年)
夜あらしや枝移りしてほととぎす 早苗塚へ献句
⑦ 平田風石(文化一一年~明治一三年) 大野原開拓平田家一族
白雲の下に雲おくしぐれかな
⑧ 松浦坐石(文久二年~昭和一二年)
「琴浦吟社」主宰
暁や水鶏の叩く夢の底 総持院境内の句碑
⑨ 巌谷小波(明治三年~昭和八年)
児童文学者 翻訳家
この庵にみじか過ぎたる我日かな 一夜庵にも立ち寄って
雲井まで届きし雁の叫びかな 一太郎ヤーイ取材に来て詠む
⑩ 高浜虚子(明治七年~昭和三四年)
「ホトトギス」主宰
宗鑑の墓に花なき涼しさよ 一夜庵横の供養塔を
春の波残し去りたる砂絵かな 有明浜に隣接する銭形を詠む
春潮や海老はね上る岩の上 一ノ谷小学校校庭の句碑
かし夜着の袖をや霜に橋姫御 最古の俳句(本歌取り)
② 松尾芭蕉(正保元年~元禄七年)
早苗とる手もとやむかし志のぶ摺 奥の細道旅の途次発句を早苗塚に
旅人と我が名呼ばれん初時雨 市内三ヶ所に句碑あり。
たふとかる涙やそめて散る紅葉 高尾観音に句碑あり。
③ 各務支考(寛文五年~享保一六年)
ありあけの浜や昼がほ咲きながら 讃岐への旅の途次立ち寄る。
④ 与謝蕪村(享保元年~天明三年)
宗鑑に葛水賜ふ大臣かな 大坂での空想句
⑤ 小林一茶(宝暦一三年~文政一〇年)
元日やさらに旅宿とおもほへず 伊予への旅の途次、専念寺に泊まって
⑥ 藤村今是(寛政九年~安政二年)
夜あらしや枝移りしてほととぎす 早苗塚へ献句
⑦ 平田風石(文化一一年~明治一三年) 大野原開拓平田家一族
白雲の下に雲おくしぐれかな
⑧ 松浦坐石(文久二年~昭和一二年)
「琴浦吟社」主宰
暁や水鶏の叩く夢の底 総持院境内の句碑
⑨ 巌谷小波(明治三年~昭和八年)
児童文学者 翻訳家
この庵にみじか過ぎたる我日かな 一夜庵にも立ち寄って
雲井まで届きし雁の叫びかな 一太郎ヤーイ取材に来て詠む
⑩ 高浜虚子(明治七年~昭和三四年)
「ホトトギス」主宰
宗鑑の墓に花なき涼しさよ 一夜庵横の供養塔を
春の波残し去りたる砂絵かな 有明浜に隣接する銭形を詠む
春潮や海老はね上る岩の上 一ノ谷小学校校庭の句碑
⑪ 河東碧梧桐(明治六年~昭和一二年)
新傾向俳句 虚子の客観写生「ホトトギス」に反旗を掲げて
浜から戻りても松のかげふむ砂の白きに
⑫ 荻原井泉水(明治一七年~昭和五一年)
新傾向俳句「層雲」主宰
松の奥にはしょうろの白きに松 有明浜松原の松露を詠む
⑬ 山口誓子(明治三四年~平成六年)
新興俳句 「天狼」主宰
佛足の法輪の上花楓 *興昌寺境内の仏足石に線刻されたもの
⑭ 阿波野青畝(明治三二年~平成四年)
「かつらぎ」主宰
おぼろなる汐に鼓の音ならむ 雅之郷に句碑あり。
⑮ 高野素十(明治二六年~昭和五一年)
「芹」主宰
宗鑑の墓六月は小町草 興昌寺に短冊として保存
⑯ 小野蒙古風(大正二年~昭和五五年)
「草」主宰 高瀬町出身
人参が咲いて故郷の山河碧し 加麻羅神社境内に九日あり。
⑰ 森 婆羅(明治一〇年~昭和四〇年) 高瀬町出身
春月やとざして帰る一夜庵
⑱ 新田巣州(明治三九年~平成一八年)
自由律俳句 「海紅」同人
少女尼にならないで 本尊様 古代微笑
⑲ 南 浩二( ) 大野原町中姫で開業医
「雪解」同人 松山の「椿」にも所属
村静か青田に雨の降るばかり 萩の丘登り坂に句碑
⑳ 中塚久恵 (健在)
「天狼」同人 句集『一夜庵』平成27年刊
一夜庵誓子の座せし縁の冷
新傾向俳句 虚子の客観写生「ホトトギス」に反旗を掲げて
浜から戻りても松のかげふむ砂の白きに
⑫ 荻原井泉水(明治一七年~昭和五一年)
新傾向俳句「層雲」主宰
松の奥にはしょうろの白きに松 有明浜松原の松露を詠む
⑬ 山口誓子(明治三四年~平成六年)
新興俳句 「天狼」主宰
佛足の法輪の上花楓 *興昌寺境内の仏足石に線刻されたもの
⑭ 阿波野青畝(明治三二年~平成四年)
「かつらぎ」主宰
おぼろなる汐に鼓の音ならむ 雅之郷に句碑あり。
⑮ 高野素十(明治二六年~昭和五一年)
「芹」主宰
宗鑑の墓六月は小町草 興昌寺に短冊として保存
⑯ 小野蒙古風(大正二年~昭和五五年)
「草」主宰 高瀬町出身
人参が咲いて故郷の山河碧し 加麻羅神社境内に九日あり。
⑰ 森 婆羅(明治一〇年~昭和四〇年) 高瀬町出身
春月やとざして帰る一夜庵
⑱ 新田巣州(明治三九年~平成一八年)
自由律俳句 「海紅」同人
少女尼にならないで 本尊様 古代微笑
⑲ 南 浩二( ) 大野原町中姫で開業医
「雪解」同人 松山の「椿」にも所属
村静か青田に雨の降るばかり 萩の丘登り坂に句碑
⑳ 中塚久恵 (健在)
「天狼」同人 句集『一夜庵』平成27年刊
一夜庵誓子の座せし縁の冷