2013-05-21から1日間の記事一覧

無題(六)

「柴川紫さん」 「いいえ、ゆかりです」 「それはそう。紫のゆかりですね」 うれしそうにうなずく彼女。源氏物語の若紫の再来。あるいは又更級日記の作者の「続きの見まほしき」 何か意味深の女生徒。 今で言えばシングルマザー、その娘。当時はまだ私生児…

魂の花「ブーゲンべリア」

ブーゲンべリア ブーゲンビリア(Bougainvillea)は、オシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する熱帯性の低木である。和名はイカダカズラ(筏葛)である。 原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林。ブーゲンビリアという名前は1768年にブラジルで木…

今浜辺に咲く花

ボウフウ ハマヒルガオ コマツヨイグサ

スナガニを撮る

瀬戸内海燧灘豊浜町姫浜 砂蟹は捕らえられじと身構える それは彼の日のあなたかもしれない

野苺と蕗の付合

発句 野苺や明治の母の恋しかり 雅舟 脇 その傍らに添へる蕗の葉 〃

美しければ、花盗撮

個人の屋敷の花を無断で塀越しに撮ったら、花を盗ったことになるだろうか? されば刑法何条に該当するか、ご教示を!

無題(五)

野辺をゆけば雲雀が鳴く。川辺をゆけば行々子が鳴く。晩春のアンニュイの中で、なぜかコケティッシュだったナオミのことを想い出す。谷崎の小説に出てくる名と同じ発音の直美は、文芸部員で甘い詩を書いていた。それをあまり推敲せず走り書きのまま顧問に見…

無題(四)

彼女は『潮騒』に出てくるヒロインと同じ名だった。また、天性その雰囲気ををそなえ持っていた。朗読に情感がこもっていて、研究授業にはうってつけの役柄だった。特別かわいがるわけにもゆかなかったが、自然贔屓しているとクラスメートは見ていたかもしれ…

5月21日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

5月21日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)石竹は夏撫子のおんなの美 雅舟 5月21日 【花】 セキチク(ナデシコ科) 【花言葉】 女性の美 【短歌】 石竹の枯れ花を摘む妹の指美しく花とからめり 鳥海昭子 枯れた花をこまめ…