亢竜の悔い
『徒然草』 第83段「亢竜の悔あり」とかやいふこと侍るなり。月満ちては欠け、物盛りにしては衰ふ。(口語訳) 昇りつめた竜は後は下るだけなので、そこに悔いがあるのです。月が満ちると必ず欠け、物が盛えると必ず衰える。雅に澄む立待月を待ち得たり 雅澄これが今、出ている月です。全国どこでも見られるはずです。今晩は日本の広範囲でハレのはず。大満月にも少しずつ欠け始めました。絶頂から徐々に下り坂になります。落ちてゆくしかありません。月は又満ち欠けを繰り返しましょう。人の一生は死の淵に向かっていくばかりです。竜のことは知りません。想像上の動物ではありませんか。現実感が薄いですね。夢よ再びの願いはどうなっていますか。