野の花
満天星に隠りし母をいつ見むや 石田波郷 実も名もドウダンツツジに如くものなし 小学生の句?
待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ 今宵は月も 出ぬそうな 夢二 只今今宵九時 卯月十日の月 ご覧じあれ 正式名称「オオマチヨイグサ」 1912年6月1日付の雑誌「少女」には、次のような『宵待草』の原詩が掲載された。 遣る瀬ない釣り鐘草の夕の歌…
皐月晴れ芭蕉意外は皆花咲く
我もまたこの世の花でありたい
櫻にも老若明暗比べられ 紅白の時代は終わり今は只薄鈍色の遅桜かな
オオシマザクラ ? 花水木(ハナミズキ)赤より白が先に咲く 木蓮の花もそうだったように
この躑躅(ツツジ)の色合いに適うものなしと思うなり
浜大根に大きな蜂が来てまして… 刺されたら大変ですので 逃げ腰で撮影しました
コバノミツバツツジで知られる円明院(香川県三豊市仁尾町) 三豊市仁尾町家の浦の円明院(武田耕道住職)に自生するコバノミツバツツジが花を咲かせ、訪れた人を楽しませている。4月10日頃満開になり赤紫色の花が咲く。 同院の仏舎利塔へ続く遊歩道沿いなど約…
ふる里は菜の花野の花あれば佳し 雅舟
会津駒ヶ岳の高山植物
かたばみに同じ色なる蝶々かな 村上鬼城 かたばみの花をめぐるや蟻の道 正岡子規 かたばみの花見付けたり仮の宿 村上鬼城 かたばみを見つつ雀より小さくなる 加藤秋邨 川清水わが紋どころ酢漿草咲く 中村草田男 日輪に露のかたばみ実をはぜぬ 飯田龍太
いくら美しいからと言って人前にアラレモナイ【花好き変態】よ 「花は性器。私は好きになれません」 曾野綾子
自然は死なない
高山植物に魅入られて ナナカマド七回竈に入れても焼けぬ この蜂はキンポウゲとともに永遠です ハクサンフウロ(白山風露、Geranium yesoemse var. nipponicum) フウロソウ科フウロソウ属の多年草。東北地方~中部地方(伊吹山まで)に分布。高山の雪渓周辺…
野の花と草の実に会ううれしさに夕闇迫るを忘れ居たりき 雅子
高知特産 ピュアブルー 花言葉「信じ合う心」
幾千の野菊豪華に咲きにけり 雅舟
白花の蓼珍しく今日蓼の誕生花なればなほ嬉しかり 古池や白花蓼のめでたき日 雅舟
花あれば 他に求めるものあらず
秋の野に咲く花に逢うために 園芸品種数々あれど 野に咲く花にはかなわない 取り立てて見映えはしないけれど 野に咲く花は出しゃばらない すぐに自己主張する人はあれど へりくだる人にはかなわない 人の批判ばかりしている人よ あなたとは一緒にいたくない …
庭よりも野に咲く花に惹かれけり 雅人 ひそやかに出逢ひし花のいとしけれ 雅人
道角に名の知れぬ花にめぐり逢い 半世紀前の女人とみる 雅人
夏草を刈り取る無情ボランティア 靑飛蝗池に逃げゆき沈みけり 雅舟
駒の顔みたいな花のコマクサよ 紅よりも白駒草に惹かれたり 雅子
このような花を咲かせる人が好き
夏高山小さな谷のウルップソウ
人間は自然の花に負けるかもしれないなどと言うことも肯
誰やらの墓とも知れず古びたり