別当薫、一試合三本のホームラン

       
  • 1949年(昭和24年)8月10日に行われた大陽ロビンス大阪タイガース(阪神)13回戦で、阪神別当薫が29号、30号、31号と3本の本塁打を放った。1試合3本塁打は、当時の日本野球タイ記録だった。
  • 僕は当時小学校6年生、熱狂的阪神タイガースファンだったので、この試合を見に行った。三本とも場外ホームランだった。なぜなら、外野の観覧席はなかった。三本とも白球はフェンスを越えて吸い込まれるように場外に消えて行った。あの時の感動は今も忘れられない。ハガキでサインをもらうこともできた。大事にし過ぎたために、やがて見失うことになる。けれどもその流暢な筆跡はまねして書くことができる。
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