日本語はひらがなで書くと意味が分かってくる。

   
      中西進著 『ひらがなでよめばわかる日本語』  新潮文庫 
  
   【やまとことば】→かな書きにしてみると、意味が分かってくきて楽しい。
    目=芽(め)   見る   
    鼻=花(はな)  咲く
    歯=葉(は)   端(はな) 
    耳=実実(みみ)  聞く 
    爪=詰(つめ)  末端
    体=幹(から)+だ  身=実(み)
    血=力(ちから)のもと
    萌える=燃える
    死(し)ぬ=萎(しな)える
    枯(か)る=離(か)る
    幸(さいわい)=咲く+はひ  
    盛(さか)り=栄(さか)え 酒(さ)け
    春=張る   秋=飽き
    雷(かみなり)=神+鳴り
  漢字の影響を外すと日本語本来の形が見えてくる。
  言葉がわかれば人間がわかる。
  日本人の心はこんなに豊かだったのかと驚く。
  万葉学者中西進先生むが語る日本人の原点。