最新刊『日本語のために』池澤夏樹編

    近日発売 最新刊『日本語のために』
  池澤夏樹個人編集 『日本文学全集』最終30巻    河出書房新社
 祝詞からアイヌ語、琉歌、日本国憲法など、時代を超えて日本語そのもののサンプルを集めたアンソロジー高橋源一郎終戦の詔」及び、岡田利規ハムレット」の第三幕第一場を新訳で収録。
日本文学の定義は日本語で書かれていることである。言語と文学の関係を明らかにするための実例と日本語論を幅広く集め、豊饒の由来を明らかにする。(池澤夏樹
 日本全土の地理的な広がりを背景に生まれた、日本語・漢語・アイヌ語琉球語といった多種多様な「日本語」のサンプルと論を、古代から現代まで、時代を超えて収録。古代に生まれた祝詞から、仏教やキリスト教の言葉、琉歌、いろはうた、辞書の言葉、また「ハムレット」や「マタイによる福音書」の翻訳比較、日本国憲法などを手がかりに、「日本語」そのものの成り立ちと性質を明らかにする。祝詞「六月晦大祓」(池澤夏樹・訳)、「ハムレット 第三幕第一場」(岡田利規・訳)、「終戦詔書」(高橋源一郎・訳)は新訳で収録。かつてない視点による画期的アンソロジー
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★従来の丸谷才一『日本語のために』↓
1974年8月30日、新潮社より刊行された。装丁は辰巳四郎。翌年11月までの間に15万2000部を記録。1978年10月27日、新潮文庫として文庫化された。
2011年3月1日、『完本 日本語のために』が新潮文庫として新たに出版される。国語教科書批判『朝日新聞』1970年9月14日~11月16日に掲載された。「子供に詩を作らせるな」[注 2]「よい詩を読ませよう」「中学生に恋愛詩を」「文体を大事にしよう」「子供の文章はのせるな」「小学生にも文語文を」「中学で漢文の初歩を」「敬語は普遍的なもの」「文学づくのはよさう」「文部省にへつらふな」の全10回も。