二宮金次郎像
『報徳論』 二宮仕法の実践は、「至誠」を根本におき、その上で「勤労」と「分度」と「推譲」を行うことが基本だと記されている。この四つの考え方が報徳思想の四本柱。中でも特に「至誠」が二宮仕法を実践していくときにいちばん大切な考え方にな
至誠=この上なく誠実なこと。また,その心。まごころ。 「愛国は人性の至誠なり/基督信徒の慰 鑑三」 (『大辞林』) 戦時中、校訓によく利用された。
「至誠」とは、"まごころ"のこと。役立つことを進んでやろうとする思いやりのある心は、尊徳の教えのすべての土台になっている。
「勤労」とは、熱心に働くこと。能力を発揮して結果を良よしようとすることで、人は成長していく。
「分度」とは、自分に相応しい生活を送ること。現在の収入に応じた支出の範囲内で生活することが大切。
「推譲」とは、働いて得た余分を家族のために貯えたり(自譲)、社会のために譲ること(他譲)。