2016-12-06から1日間の記事一覧

鴨と水脈の芸術品

財田川河口の師走夕景 水脈の描く曲線しなやかなり この優しさは鴨の優しさ 雅子

廃寺もみじの女遍路

廃寺とは知らず女遍路登り行く ひたすらなれば黙って見ている 古義軒

瀬戸の内海に日は沈む

日は落ちて海の向こうは尾道の山脈見えて親しかりけり 雅舟

山茶花の深紅の光

木枯しの途絶えて冴ゆる深空より光明降りて蕩ける山茶花 雅俊 山茶花の深紅の光に身も心も染め上げられて蕩けてしまへり 雅俊

恩は倍にして返す野口英世

日本で千円札(千円券)が発行されたのは昭和25年。 図柄は最初発行されたものから3回変更されており、現在は野口英世が描かれたもののみが発行されている。 多くの日本人に親しまれる千円札。伊藤博文も樋口一葉も切らすことはあっても、日本人の懐中に野口…

我が屋敷の皇帝ダリア

草にして木の如高く徒長する皇帝ダリアの倨傲睥睨 雅子 我が屋敷皇帝ダリア君臨す 地主となりし今年の師走 雅人

山茶花の崩るる音

山茶花の崩るる音のかそけさにあなたを抱いていた島の宿 詠み人知らず

修行僧とうどん

その昔禅宗の僧がもたらせしうどんは精進料理のひとつ 残さずに頂きしうどん食い尽くすそれが信者への礼儀と思ひて 古義軒

水落葉

浮草といふ女ありもの言はず 雅人 水落葉人はもの言ふことあらず 雅舟

バショウ凩

木枯し一号 宣言前に 自己宣言 木枯しや 芭蕉葉破れて 身を守る 芭蕉庵主雅舟

12月6日誕生日の花と花言葉・歌句

12月6日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句〉芳香で迎えて刺すか花柊 雅舟 12月6日 【花】 ヒイラギ(モクセイ科) 【花言葉】用心 歓迎 【短歌】 然と少年が立ちヒイラギの葉をくるくると回していたり 鳥海昭子 中指と親指で…