2016-10-23から1日間の記事一覧

野菊 親子三代の句

野菊叢東尋坊に咲きなだれ 高浜虚子 降りて来し蝶遊びをる野菊叢 高浜年尾 野菊にも父が曽遊の地なるべし 稲畑汀子

秋の木の実七句

えびかずらのここだく踏まれ荼毘の径 蛇笏 葉がくれに現れし実のさねかづら 虚子 鼠ゐて棗を落す月夜かな 鬼城 一の池二の池しぐれ一位の実 龍太 余年なくぶらさがるなり烏瓜 漱石 石榴火のごとく割れゆく過ぎし火も 楸邨 からからと鳴る梔子の実を摘みぬ 弘…

ツワブキ

香の人がいつか来たればこの池に案内したいと決めております 四国霊場68番札所神恵院魏々園

落葉ほど美しいものなし

子規の俳句 落葉 明治24年 わらんべの酒買ひに行く落葉哉 明治25年 茶坐敷の五尺の庭を落葉哉 木の葉やく寺のうしろや普請小屋 吹き入れし石燈籠の落葉哉 ほろほろと朝霜もゆる落葉哉 明治26年 夜嵐やどこの落葉を鳰の海 干網に吹きためられし落葉哉 …

お遍路の心の庭に金木犀

お遍路の心の庭に金木犀咲きこぼれたる涅槃讃岐路 雅子

金木犀の路

一筋の路敷き詰める金木犀

カモメの水浴び

幾百の北シベリヤより渡り来し鴎の群れの水浴ぶ姿 群れの中に水浴び楽しむカモメたち毎日は只平穏に過ぐ

孤高の鷺

三架橋財田川辺に棲む鷺の孤高の姿に立ち止まるなり 雅人

稲を刈った株田

稲刈りし田園の風景今もなほ昔の景に変わらざるべし 古義軒

桜落葉

花ならぬ桜木の幹の下に散る朽ち葉を人は振り向きもせず 雅子 どの葉にも個性の色と形ある桜落葉は見飽きることなし 雅子

雨蛙の手足

氏神の境内に棲む雨蛙 吸引力ある手足ご覧じろ

京都三大祭「時代祭」

●時代祭とは… http://www.heianjingu.or.jp/_src/11657/8e9e91e38dd590d93c8cf68fe3978c97f181i96be8ea18afa81j.jpg 時代祭は、毎年10月22日(雨天順延)に行われる平安神宮の祭で、京都が日本の首都として千有余年にわたって培ってきた伝統工芸技術の粋を、…

10月23日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます

10月23日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 平静に野牡丹あなたに相対峙 雅舟 10月23日 【花】 シコンノボタン(ノボタン科) 【花言葉】 平静 【短歌】シコンノボタンひらきし朝のしずけさに守り続ける約束があり 鳥海昭…