2013-05-20から1日間の記事一覧

起承転結、文芸紙碑のススメ

瀬戸に沈む夕陽は

香川県観音寺から広島県尾道方面を望む 瀬戸内海燧灘の夕陽 2013年5月20日19時 撮影

無題(三)

「そちらに明恵が行っていませんか。私は明恵の義姉になるものですが」 「ええ、昼前に来ました。来てすぐ帰りました」 この短い電話から第三者は何を感じるであろうか。背後にどんなドラマを読み取るであろうか。それをここに述べるのもいかがなものかと思…

無題(二)

「わたし分かる?」 「分かるよ。日下芳枝だろう」 彼女は目を輝かせた。五十年前、新任地小豆島の教え子の一人だ。なぜ覚えていたか。個性的な顔と「くさか」と言うのだと訂正させられた忘れられない思い出があるからである。そして、今まで見たことのない…

無題(一)

「景子。先生、お元気?」 「あゝ元気。久しぶりだな。今日はどうした?」 「どうもしない。ただ、ちょっと電話しただけ。お子さん方とは電話してます?」 「それは、まあまあ」 「あのね、家族電話あるの、御存じ?別居してることにすれば、通話料要らない…

露の名句、名歌

露の世は露の世ながらさりながら 一茶 蓮葉の濁りに染まぬ心もてなにかは露を玉と欺く 『古今和歌集』 夏 僧正遍昭

5月20日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

5月20日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)白根葵今日この花を話題とせむ 雅舟 5月20日 【花】 シラネアオイ(シラネアオイ科) 【花言葉】 優美 【短歌】修験者が潔斎をせし崖ありてシラネアオイは今年も咲けり 鳥海昭子…