2012-12-21 カメラを持たずに 風景 #ノンフィクション、エッセイ 持ってきたはずのカメラを持っていない。 それならば、言葉だけで勝負しなければなるまい。 母の実家。そこは何もなく、コンクリートを敷き詰めている。 それでも、そこを写真に撮りたい。 何もない悲しみを撮りたい。 今日はそれも撮れない。 ならば、一句を… 師走風ただその空地吹き過ぐのみ 帰宅すれば、今年35通目の喪中ハガキが来ていた。