2012-08-21 檜扇→「ぬばたま」の(枕詞) 万葉集 #短歌 檜扇 http://homepage3.nifty.com/jiyounouen/hiougi2/nubatama.jpg ぬばたま 『万葉集』の枕詞「ぬばたまの」は、「夜」「黒」「夢」などにかかる。 ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く(巻5ー925) ぬばたまの夜渡る月を留めむに西の山辺に関もあらぬかも(巻7ー1077) ぬばたまの夜渡る月をおもしろみ我が居る袖に露ぞ置きにける(巻7ー1081) ぬばたまの黒髪山を朝越えて山下露に濡れにけるかも(巻7ー1241) ぬばたまの夢にはもとな相見れど直にあらねば恋ひやまずけり(巻17ー3980) 万葉仮名用例 奴波多麻能 夜干玉能 烏玉之 黒玉乃 など