貴女の空家に

       ある日の昼下がり 昼顔に寄せるバラード            古義庵

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       貴女の棲んでいた屋敷の
         空地に今日もまた来ました
           そんなつもりでもないのに
             この前を通ると行き過ぎ難くて

       どうしてそんなに早々と去って行ったのですか
         誰が悪かったのでしょう
           お似合いの夫婦だったと思っていたのに
             取り返しがつかなくなって

       人が住まなくなっても草木は枯れません
         すくすくと繁茂してはばかりません
           ただいい花が次々と咲いています
             長続きしなかった運命をいとしむように