2017-03-24 鎮守の森を守れ(熊楠) 古典文学 #その他人文科学 今から100年前、熊野の森を守れと、敢然と立ち上がった博物学者南方熊楠。若い頃渡英し、科学雑誌「ネイチャー」に次々に論考を発表するなど明治日本が生ん「知の巨人」。帰国した熊楠は、明治政府の心なき神社合祀政策に反対し、鎮守の森を守ろうとする。困難を極めた彼の運動は、民俗学者柳田國男らの応援によって、その執念、気骨、真の日本の良心は、次第に全国にその志の輪を広げていく。