実方はどこに?

         
     実方はどこに登場するのか?
イメージ 4かくとだにえやはいぶきのさしも草さしも知らじな燃ゆる思ひを  
 『百人一首』 51番 藤原実方朝臣 『後拾遺集』恋612番 女にはじめて遣はしける
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 謡曲では、王朝の花形業平、後半期では実方と謳われた藤中将実方。ここでは、西行陸奥に下り、実方の遺跡を弔って和歌をたむけると、実方の亡霊が現れる。
その不遇が後の世まで語られ、西行が実方の墓を詣でて歌を詠む。 この謡曲・実方は、西行が由ありげな墓を発見それは、実方の墓だったという筋。

 『奥の細道』では「鐙摺、白石の城を過、笠島の郡に入れば、藤中将実方の塚はいづくのほどならんと、 人にとへば、是より遥右に見ゆる山際の里を、... 藤中将実方ゆかりの笠島は 五月雨あとのぬかり道のかなた…
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