月待ち信仰

      月待行事
 月待行事とは、十五夜十六夜、十九夜、二十二夜、二十三夜などの特定の月齢の夜、「講中」と称する仲間が集まり、飲食を共にしたあと、経などを唱えて月を拝み、悪霊を追い払うという宗教行事。
  文献史料からは室町時代から確認され、江戸時代の文化・文政のころ全国的に流行した。板碑としては埼玉県富士見市の嘉吉3年(1441年)のものを初見とする。
  特に普及したのが二十三夜に集まる二十三夜行事で、二十三夜講に集まった人々の建てた二十三夜塔は全国の路傍などに広くみられる。
 物騒な「愛染明王」の二十六夜もある。二十六夜月、愛の月。 金運・財運にご利益のある己巳(つちのとみ)。 十六夜 の月は、愛染明王(恋愛成就・縁結び) の化身と言われる。 危険な関係もある。ご用心を…

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